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単位(1) SI基本単位
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≪ SI基本単位 ≫
単位記号 単位の名称
長  さm メートル
質  量kg キログラム
時  間s
電  流A アンペア
熱力学温度K 絶対温度
物 質 量mol モル
光  度cd カンデラ
平 面 角rad ラジアン
立 体 角sr ステラジアン
● SI単位系とは?
SISysteme International d'unite)とは『国際単位系』といい、メートル法と10進法をベースに旧[MKS]単位系をもとに1960年に国際度衡量総会で採択され制定された度量衡の国際的な標準単位です。国内の計量法にも取り入れられています。

SI基本単位の各々の定義は次のようになっています。
長さ m
(メートル)
光が真空中で299792458分の1秒の間に進む距離
 (元々はフランス革命の時に地球の赤道の長さの4万分の1として定義されたもの)
質量 kg
(キログラム)
「キログラム原器」の質量
 (元々は1立方センチの水の質量を1グラムとして、その1000倍とされたもの)
時間 s
(秒)
セシウム133原子の基底状態の二つの超微細準位(F=4/M=0, F=3/M=0)の間の遷移に対応する放射の9,192,631,770周期の継続時間 (元々は1日の長さの86400(24×60×60)分の1として定義されたもの)
電流 A
(アンペア)
真空中に1メートルの間隔で平行に置かれた無限に小さい円形断面を持つ無限に長い2本の直線状導体のそれぞれを流れ、これらの導体の長さ1メートルごとに0.0000002ニュートンの力を及ぼし合う一定の電流の大きさ。
 (なおニュートンは力の単位で kg・m/s2のことである。)
温度 K
(ケルビン)
水の三重点の熱力学温度の273.16分の1。
物質量 mol
(モル)
0.012キログラムの炭素12に含まれる原子と等しい数(アボガトロ数)の構成要素を含む系の物質量。
 (なおアボガドロ数の実際の数値は約6.0221367×1023。)
光度 cd
(カンデラ)
周波数540×1012ヘルツの単色放射を放出し所定の方向の放射強度が683分の1ワット/ステラジアンである光源の、その方向における光度。 (なおワットは仕事率の単位で m2・kg/s3 である。)
角度 rad
(ラジアン)
円の周上でその半径の長さに等しい弧を切り取る2本の半径の間に含まれる平面角の大きさ。
  円の一周 = 2π rad = 360度 = 400グラジアン(grad)。
radと度の換算には 57.29577951308232 を乗除すれば良い。
立体角 sr
(ステラジアン)
球の中心を頂点とし、その球の半径を1辺とする正方形に等しい面積を球の表面上で切り取る立体角。
球の表面積は 4πr2 であるから、全球面は 4π(sr) になる。