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◆私の世界観◆



抽象画のおもしろさ その2
ピカソの抽象画”何がすごいかわかりますか?

好き嫌いは、好みの問題ですが
私は、どちらかといえば好きではありませんでした。
たいして何も感じなかったのです。

理由は単純に凄いと思えなかったからです。
ところがある作品を見てから、気持ちは一変しました。
それがこの絵です。↓

ピカソ「dream」

この「夢」という絵を見るまでは
歴史的に絵画の枠組みを随分と広げた
凄い人と知ってはいたのですが
それまでに見たピカソの作品からは
何も感じたことはありませんでした。

うまく説明できるか微妙ですが
私がこの絵から受け取った印象というのは
ピカソの他の作品とは、全く異なるものだったのです。

ピカソの感じた「その女性に対する印象」

それがこの絵の凄さだと思いました。
凄いというのは、あとの話で、
それよりもむしろ
その女性を、こんな風に見ていた、いや
感じていた、もしくは
「想っていた」んだなと
わかったのです。

わかったというより
「伝わった」が正しいかもしれません。

こんな妙な絵を見て、気持ちが伝わるだなんて
それまでは、考えにくいことでした。
絵に心を動かされたのです。

「その女性の印象」だけを
具体的な写実表現を使わずにもっとも簡素に
見る側に(私に)伝えたのです。
大変に驚きました。

デ・キリコの時とよく似ています。

絵というものは不思議で
思わぬ発見から、その絵に対する抵抗感がなくなったり
凄いと思い始めたりします。
否、
「絵」が不思議ではなくて、
それを感じ取る側の「人間の感覚」ですね、不思議なのは。

単純に言うと、何の興味も無かったものに
ある時、急に興味が湧いたり
好きになったりするってことです。
極めて後天的ですね。

ある意味、知識(経験)によって好みが変わるとも言えます。

単純な好き嫌いで、その絵の凄さを味わえないのも
もったいない話です。
絵を学ぶ意図は、きっとそこにあるでしょう。


抽象画のおもしろさ その2 おしまい

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