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上西竜二の絵画に関する情報を紹介しております。
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◆絵画教室Q&A◆


◆絵を描く上での様々なヒントをまとめてみました。
Q:形がうまく描けません。
A:以下の点に注意してみてください。
1.視点を固定する<

必ず同じ位置からモチーフを見る癖をつけてください。
見る位置が変われば、当然見え方が変わります。
単純に輪郭を合わせたい時には特に必要です。
※人物のような動くものに対しては工夫が必要です。

近い位置で小さなものを見る時は、
左右の目で見え方が変わります。
そのため片目を隠すと良い場合もあります。



2.基準を決めて比較する

なるべくならば、モチーフに近い大きさか
若干小さく描くと、その方が比較がしやすいと思います。
比較にも色々な種類があります。

例えば
中心の線の傾き(果物なら軸の傾き)、
縦横のプロポーション(比率)、
物と物どうしの隙間のかたちなどです。

できるだけたくさんの比較の要素を発見し、その比較における比率が実物に近ければ近いほど
正確に形が描けます。



3.現実における概念との比較(あくまで3番目です。)

物どうしの重なりによって、隠れた部分などを描くおり
隠れた部分の繋がりがずれていたりすると
現実には有り得ない矛盾を引き起こします。

楕円などの幾何形体を描くとよくわかります。
自分の身長と同じ高さの、透明な直径10センチほどの筒があるとします。
立った状態で5cmの高さまで水を入れた時の水面の円の見え方と
150cmの高さまで水を入れた時の水面の円の見え方を比較すると、
当然、視点に近いほうが楕円に見え(細長い円)
視点から遠い方がマル(まん丸)に見えるはずです。

つまりは、缶詰のカンを描く時現実には
上の円と底の円は膨らみが違って見え、
底の方が楕円が膨らんで見えるはずです。

単純なことですが実際描いてみると
その関係が逆転する場合が大変に多いのも事実です。

視覚的にだまされてしまうのです。

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