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鉛筆について |
※参考にしてみてください。
1.鉛筆について
一般的に良く知られているのは、
小学生の時に使ったHB、B、2B、ですが、
デッサンでは他にも多くの種類を使います。
理由は色の幅を増やすためです。
色といっても鉛筆は黒一色ですね。
つまり、グラデーションの幅を広げるということです。
鉛筆一本でも随分と色幅がありますが、
(筆圧で濃く描くこともう、すく描くこともできる)限界があります。
例えば、
白いティッシュペーパーを描くのに
濃い鉛筆だけでは大変だし、
真っ黒いアボガドを描くのに
色のうすい鉛筆はやりにくいと思います。
そこでこれだけの鉛筆を駆使してデッサンをするわけです。
2.鉛筆の濃さ
F→H→2H→3H→4H→5H→6H→7H→8H→9H
(中間)F 9H(うすい)
という順番に芯の粒子が細かくなり、
強度が増して色がうすくなります。
F→HB→2B→3B→4B→5B→6B→7B→8B→EE
(中間)F EE(濃い)
という順番に芯は柔らかく黒が濃くなります。
3.鉛筆の芯を削る
(これは個人的な使い方で、正しいとも間違っているとも言えませんが)私は、わりと長めに芯を削って、先を鋭角にとがらせています。
そして、頻繁に削っています。
先が削れてまるくなると
(岡山では先が削れることを「ちびる」と言います。以前、絵画教室で言って「おしっこ?」と美和さん(仮名)に突っ込まれました。その時初めて「ちびる」が、方言だと言うことを認識しました。
しかし辞書で調べてみると、古語として使われていたそうです。)
定まったところに線が引けません。
芯を削るには”芯研器”という道具を使うと、大変に便利です。
箱状のもので中には4面使えるヤスリが入っています。
4.鉛筆の使い方
「まず、描き始めにどの鉛筆を使えばいいですか?」と
よく聞かれますが
私は、中間の「F」か「H」を使うことが多いです。
理由は硬さと濃さです。
あまりうすいものは硬いため画用紙を傷つけやすく、
濃いものは線が残ってしまうことがあるのためです。
鉛筆の粒子の関係で
細かいもの(うすい)の上に、徐々に荒いもの(濃い)をのせてやると
綺麗に目が詰まります(キメの細かい濃い黒になる)。
少しは参考になりましたか?
デッサン用の鉛筆は

・ステッドラー
・UNI
などが良く使われます。 |
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