地区,個人で信仰し,家の周囲に鎮座している神さま
   先人は何かの関係で,生活の中に神さまを取り入れ,
  おまつりしてお祈りしていました。

信仰神社T
こうじんじゃ
荒神社
  荒ぶる神.素戔鳴尊.牛頭天皇,三宝(仏.法.僧)を守る仏法の守護神など
 がまつられている。また屋内では火の神,かまどの神,屋外では土地の神,
 農業の神,山の神,屋敷神,牛馬の守護神などとしても信仰がある。
き の やま
木野山神社
  岡山県高梁市の神社の御霊を勧請したもので,素戔鳴尊外多くの神さまを
 まつる。中でも狼様と呼ばれる神の使いの信仰があつく,病気平癒の神として
 流行病,精神病に霊験がある。
みょうけん
妙見神社
  北極星,北斗七星を神格化した妙見菩薩をまつる信仰。国家を守護し災厄
 を消滅し福寿を増すとされている。武士の守護神として信仰されていた。
おおとし
大歳さま
  大国主命と協力して反抗する悪神を平定し,出雲地方開発に力を尽くした
 武勇の神さま。稲作・五穀豊穣の守護神であり,また家内安全,家運繁栄の
 神さまでもある。
だ ざい
大宰さま
  大宰府天満宮を尊称したもので菅原道真をまつる天神信仰である。道真頌
 は学問,詩歌,文筆にすぐれていたことから,進学,書道,合格祈願の神とし
 て信仰があつい。
としがみ
歳神さま
  正月に訪れて新しい年をもたらす神で正月様ともいわれる。豊作の守り神
 であり,先祖霊である。
み こ がみ
御子神さま
  親子関係の神さま,先祖の神さま,本家.分家関係の神さまなどがまつら
 れ,子どもに当たる神を御子神と呼ぶ。
み さき
御崎さま
  御前,御先とも書き,神の使いと信じられていた動物,神の先駆として非常
 のとき現れる動物で烏,狐などまつっている。
むなかた
宗像神社
  福岡県に鎮座する神社に対する信仰。鎮護国家,皇室守護,航海安全,豊
 漁などの信仰がある。また全国に存在する社では,各神社の由来に基づいた
 祭神をまつっている。
や ぶ がみ
家産神さま
  屋敷神と同一で家を守護する神さま。各戸屋敷神,本家屋敷神,一門屋敷
 神などがある。祖先や家代々の祖霊をまつる地域もみられる。
さかとうじ
酒杜氏さま
  酒造家で酒を醸造するおさ,または酒つくりの職人をまつった社。酒つくりの
 神として少彦名命をまつることが多い。
どうつう
道通神社
  笠岡市に鎮座する神社を信仰するもので,猿田彦命を主祭神とし,応神天
 皇を合祀している。五穀豊穣,商売繁盛としての信仰があつい。
さい  かみ
塞の神さま
  地方によって道祖神とも呼ばれ,集落の外部から進入してくる悪霊.悪神を
 ふせぐために,村境や辻にまつられる。小正月のトンド祭りの元で,無病息
 災,書道・学問の上達に信仰があつい。

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