カブトムシこぼれ話
     2011年
2011年
第156話
飼育Q&A
8月22日  Q:カブト虫は卵を1ヶ所に産むのですか?
 A:卵は1ヶ所に沢山の数を産まないのです。卵は1ヶ所に一個の卵室を作りその中へ一個産みます。
   卵をいっぱい生むときは、その数だけメスは一生懸命に卵室を作るのです。
   元気の良いメスは1匹で卵を50〜60個産むものもいますが、昆虫ゼリーを十分食べてないメスは
   10個も産まないものもいます。
第155話
飼育Q&A
8月22日  Q:カブト虫の卵をケースから出しても良いのでしょうか?
 A:卵をケースから出して観察し、その後ケースの土の中へ返しても、もう殆んどが孵化出来ません。
   卵は母親が自分の唾液や体液で1つの卵室を作り、その中へ一個の卵を産みます。卵は卵室の
   中で約12日間ジッとして幼虫になる準備をしています。その後卵室の中で孵化した幼虫が初めて
   食べる餌が母親が作った卵室の壁です。だから卵を出したら卵室が壊れるから、孵化した一齢
   幼虫は食べるものが無く生きて行けないのです。
第154話
飼育雑感
8月20日  福山の友人から小5の息子が虫好きで、カブト虫が欲しいと言って来られたので、飼育中のケースごと持って行きました。そのケースは7/27に♂1匹♀4匹を入れて飼育を開始したものです。盆を過ぎたこの時期は、交尾を終えて産卵し、調子が良ければ孵化していると思われます。今は飼育マットの中を見たくてもジッと我慢して、成虫が死んでしまっても三齢幼虫になる11月までそのままにして置いて、自然に近い状態で成長を待ちましょう。
第153話
飼育観察
8月20日  市販の飼育ケース8ケースに、♂1匹♀2匹や♂2匹♀4匹といろいろなパターンで成虫を飼っています。その中の1つで7/20に♂1匹♀2匹を入れているケースをひっくり返して飼育マット内の状態を観察しました。♀1匹は8/3に死亡、♂1匹は8/13に友人に上げ、残りの♀1匹はマットの底へいました。そしてマットの中に孵化した幼虫が数匹、新たな命が活動していました。まだ一齢幼虫で肌が柔かく傷付き易いのでソット元に戻しました。
第152話
Oさんからの
メール
7月30日 小学校五年の長男が、カブトムシを飼いたいとせがむので「福山 カブトムシ」で検索し、「カブトムシと遊ぼう」のホームページを発見しました。
本来であればカブトムシを採取する経験をし、大切に育てることを教えたいのですが、なかなか難しいものがあります。
もし宜しければ、カブトムシの育て方や、カブトムシの命の大切さを長男に教えて頂けないでしょうか。
その上、貴重なカブトムシを長男に1匹でも譲って頂ければ、息子も命の大切さを実感するのではないかと考えています。
第151話
エサ追加
4月28日  飼育ケース内の腐葉土がだいぶ減っている反面、糞はコロコロと現われています。このままほっておくと幼虫の体力は衰えるし、土が少ないと上手く蛹室が出来ず、正常な蛹に成れず奇形になります。栄養タップリの腐葉土を深さ20cm迄入れ、その上にクヌギの朽木を2本入れ、しっかり食べて大きくなるよう祈っています。
第150話
幼虫採集
4月20日  椎茸農家の友人からホダ木の朽木を積んでいる所へ幼虫が居るから堀に来なさいと連絡。幼虫採集道具を持って行きました。57匹採集して持って帰り、それを別けてみたら、きれいで健康体の物が47匹、小さい物が6匹、4匹は死んでいました。幼虫を掘り出す時道具が幼虫に当たらない様に細心の気を着けていますが、思わぬところから出てきて傷つけてしまいます。幼虫が傷ついたらもう死ぬるだけです。アーメン。
第149話
幼虫放つ
4月17日  幼虫の中でも黒い点の広く大きく病気の重い物36匹は裏山の養殖場へ入れてやりました。又、小さい小さい幼虫16匹は福山市神辺町の養殖場へ放してやりました。ここで無事に羽化して、交尾して、産卵して、孵化して来年には大きな幼虫に成って出て来る事を楽しみに待っています。
第148話
幼虫飼育
4月17日  今日は幼虫の皮膚に黒い点がある病気の幼虫40匹を、飼育ケース2ケースに25匹と15匹に別けて入れました。黒い点が背中にある物、腹にある物、大きい点、小さい点といろいろですが、どうゆう姿の成虫で羽化してくるかこの目で見たい。角が曲がっているかも知れないし、羽がグチャグチャかもしれない。中には正常な成虫で出てくる物もいるかも知れない。病気はほかの幼虫に移るのできれいな幼虫と一緒には入れない方が良い。           
第147話
幼虫飼育
4月9日  今日は今までに採集した中でも比較的に小さい幼虫75匹を、飼育ケース3ケースに25匹ずつに別けて入れました。幼虫が小さい分それだけケースの中はゆったりと移動でき、エサの腐葉土も余裕ができ、蛹室を作るのも他に邪魔されること無く作れると思います。腐葉土は深さ20cmは欲しい所ですが、手持ちが無いので12cm入れました。
第146話
幼虫飼育
3月28日  第2回目の幼虫飼育の準備です。昨年の11月からアチコチから採集した幼虫のうち、中くらいの幼虫150匹を飼育ケース6ケースに25匹ずつ別けて入れました。ケースに入れる幼虫の数の目安は、ケースの面積平方センチメートルを50cuで割った数です。幼虫の大きさによって小さければもう少し多目に、大きい幼虫の場合は少な目に入れると良い。幼虫から蛹に成る蛹室は、ゆったりした方が良いかと思われます。
第145話
幼虫飼育
3月25日  今迄冬眠させていたケースから取り出し、いよいよ幼虫飼育の開始だ。今回の幼虫は1月9日に福山市駅家町から採集してきた70匹の内大きい幼虫18匹を飼育ケースに入れました。飼育ケースの大きさはタテ33cm、ヨコ49cmで、幼虫は25匹入れても良い大きさですが少な目に入れて見ました。腐葉土はとり合えず13cm入れましたが、これからは食欲旺盛な時期に成りますので直ぐに腐葉土の追加が必要です。
第144話
幼虫採集
1月14日  自宅裏山2ヶ所へ採集に行った。1ヶ所は竹やぶの中で腐葉土はクヌギの落葉である。腐葉土の量は大量に有り幼虫もさぞかし多かろうと期待していたが、掘るに連れてダンダン不安になっていった。全然幼虫の糞が見付からない。三分の一程掘ってあきらめて止めた。竹薮は腐葉土が有ってもカブトの成虫が飛んで来れないのかな?もう1ヶ所は昨年大成功の場所で今年は2年連続の養殖場で楽しみにしていたが、0匹で大失敗に終わった。やはり2年連続は野菜の連作障害と同様、カブトムシも連作障害が出るのだ。
 
第143話
幼虫採集
1月12日  湯野霊園の養殖場へ幼虫採集に行きました。此処の養殖場の腐葉土は試験的に右半分には、窒素分の多い硫安を少々ばら撒いていた。目的は落葉の腐葉化が促進され、早く幼虫のエサが出来るのではないかと考えたからです。右半分を掘っても堆肥は水分も無くカラカラの状態で幼虫は居ませんでした。左半分には堆肥は湿って幼虫の糞が大量に現れてきた。約50匹採集出来ました。堆肥造りは自然の落葉だけが良いようだ。
2010年    
第142話
幼虫採集
12月10日  加茂霊園山の養殖場へ幼虫採集に行きました。ここは2月に周辺の落葉を掻き集めて高さ約80cm程度積み込んでいました。落葉はビックリするほど減り、半分以下に減少しています。クワで腐葉土を掘って行くと、次々と幼虫が現れてきた。全部で300匹を越えました。これは大成功です。幼虫がムシャムシャと腐葉土を食べて大きくなり、腐葉土はドンドン減って下の方は糞だらけでした。