カブトムシこぼれ話
2008年

78話 8月4日
  飼育状況
 昨年の11月17日より幼虫を採集し始め、4,700匹余り採集しました。その内3,200匹を出荷し、チビッ子や虫好きの人に250匹をプレゼントし、我が家で1,142匹を飼育しました。初誕生が7月2日、最終が8月4日の羽化でした。羽化は419匹で♂219匹♀200匹で羽化率は36%と残念な結果です。
 羽化は7月7〜8日が最高で1日に59匹〜74匹でした。今年は♂の羽化が早く、♀は約1週間遅かった様です。♂♀の割合はわずかに♂が多かった様ですが、ほぼ半々と言った所です。
  

77話  
 
8月1日
人工養殖場造
 昨年の12月29日より養殖場造りで柴を撫で始めて積み込み、今日までに15ヶ所完成しました。大きさは約1坪程度です。全て柴だけの積み込みの所が10ヶ所、柴の腐葉土化促進の為に硫安を少し入れた所が5ヶ所です。腐葉土の中に硫安が入って幼虫の為にどんな違いが出るか実験です。昨年は25ヶ所作成していたのでそれに比べ、今年は体調不良も有り縮小気味です。これから交尾を終えたメスが飛んで来て産卵するのを待つだけです。来年の幼虫予想は3,000匹です。
  

76話 
  
7月18日
羽化報告
 大阪の天野さんより羽化の報告が有りました。5匹入りのケースで7月5日より羽化を始め、♂2匹♀3匹全て羽化した。5匹入りの別ケースを小学校の校長先生に預けていた物も♂2匹♀3匹全て羽化した。私は自分の方が失敗している事もあり、天野さんのも今年も駄目かと勝手に思っていた矢先の朗報に少し元気が戻りました。しかし飼育ケース小は幼虫4匹が適当かなとも思います。
  

75話    
7月23日
哀れカブトの姿
 福山市加茂町 岩村さんの山へ人工養殖場を造りに行きました。昨年もこの場所へ養殖場を造り今年2月に幼虫を420匹採集出来た所です。その跡地の糞の上にカブトの♀の頭が見えました。ジッと良く見ると腹はちぎれて無く、頭と胸と前足2本ですがアリがたかって格闘しそれでもまだ足を動かしてもがいていました。少し離れた所には腹の無い♂がここでも蟻と格闘していました。カブトムシの生命力には驚きました。猛暑の中ではありますが3時間柴を撫で積み込みました。
  
       74話     7月17日
羽化報告
 府中市の菅野さんより羽化の報告が有りました。東京の孫に幼虫15匹を送り、その内8匹は友達に上げて自分内で7匹飼育し♂4匹♀3匹全部羽化した。おめでとうございました。ご立派です。
聞く所によりますとお父さんが事の他虫好きで熱心だ相で、私は教えて貰いたい気持ちです。
  
      73話     7月8日
羽化報告
 福山市の平さんより羽化の報告がありました。当初幼虫5匹入りのケース2ケースで飼育していた物を3ケースに分けて飼育した。@3匹A3匹B4匹。@ケースから♂1匹♀2匹、Aケースから♂1匹♀2匹、Bケースから♂2匹♀2匹、全部羽化した。おめでとうございました。私も見習いたいです。ケース内の幼虫を5匹から4匹〜3匹に減少したのは大成功の秘訣でしょう。
  
      72話       7月2日
初誕生
 本日が今年のカブトムシの初誕生日となりました。昨年の6月28日より4日遅れです。昨年は約2,600匹飼育して羽化したのが1,260匹 成虫率48%でした。今年は少し控え目に1,100匹飼育しており、成虫率70%を目標にガンバッテいます。カブトムシの誕生が楽しみです。
  
71話 4月23日  カブトムシ人工増殖場つくりを1/30から開始して現在で8ヵ所完成しました。今年は採集に時間を費やしており増殖場造りがやや遅れ気味です。今年の目標は昨年同様の25ヵ所をと思っていますが、「帯状疱疹」の後でもあり少し自重した方が良いかと身体と相談です。一ヵ所造るのに平均3時間掛かり残り17ヵ所だと約51時間が必要です。これは無理をせずムシと相談して進めましょう。
  
70話 3月29日  今年は幼虫の出荷を4回合計3244匹しました。2/14 604匹、2/21 800匹、3/7 840匹、そして3/27に1000匹。幼虫の採集回数は昨年の10/16から開始して今日で27回目でした。一回の採集時間で長いところは2時間を越える所もあり、疲労困ぱい、ダウンしてしまいました。背中がチクチク痛むので病院へ行ったら「帯状疱疹」と診断されそれから一週間寝込みました。虫のタタリです。
  
69話 3月28日  年中行事の一つになった「親子カブトムシ採集ツアー」を実施しました。高尾さん、金子さん、寺田さん、菅野さんの4家族8人でワイワイガヤガヤ30分で80匹採集しました。場所は府中市目崎町の人工堆肥場で、丁度一年前の4月11日に柴を撫でて積んで居た所です。子供たちはクワで掘って腐葉土の中から幼虫が出てくるたびに「大きい」「すごい」と歓声をあげていました。
  
68話 1月30日  @新人工増殖場造りの下準備に行ってきました。場所は駅家町宣山荘。天神山は過去は開けていただろうとの面影が残っていた。阿弥陀さん、如来さんや鬼の石造が草木に覆われていた。14時から2時間下木を切って汗を流しました。次回は柴を撫でて積み込んで増殖場完成だ。
 A続いて神辺町湯野霊園の西山へ行きました。クヌギの落ち葉があたり一面、このままほっておくのは勿体無い。落ち葉を撫でていたら地元の老人が通りかかり、「この場所は湯野財産区だ。もう何年も手入れに入っていない。きれいになるから続けてください」意を強くして下準備に掛かった。
  
67話 1月23日  人工増殖場の観察に行きました。前回同様また小雨に成りましたが、元気を出して観察開始。
加茂霊園B’地を掘って見た。幼虫3匹が発見できたので一安心。ここには150匹位は居るだろう。神辺町湯野霊園のA’地、B’地、及び湯野神社A’地の何れも幼虫3匹の姿を見て観察終了。猪その他外敵に荒らされないうちに、早く採集に行こう。幼虫予想は4ヶ所合計600匹。楽しみだ。
  
66話   1月19日  昨年の幼虫飼育ケースをバラしてみた。12自家製腐葉土20cm♂30中22匹羽化。14自家製腐葉土20cm♀29匹中26匹羽化。16自家製腐葉土20cm♀35匹中100%羽化。18黒土12cm+自家製腐葉土13cm♀31匹中23匹羽化。24昆虫ショップリキミマット♀21匹中100%羽化。25石岡山黒土+自家製腐葉土20cm34匹中25匹羽化。6ケース合計180匹中152匹羽化、羽化率84%これは上々。しかし4、55他9ケース合計332匹は全滅だった。なぜ全部死んだか全く分からない。残念!
  
65話 1月17日  昨年の夏に成虫を飼育したケースを片付けていたら、土の中から思わぬ幼虫が出てきた。10ケースの内4ケースから産卵し孵化した幼虫だ。8匹、4匹、4匹、7匹の23匹。ケースは市販の飼育ケース中だから飼育マットは少なく餌が少ないから幼虫は小さく少なかった。まだ2令幼虫の様な発育の悪いのが居た。成虫が死んでから全く手を付けてなく、水分も与えて無いのでケースの中はカラカラだった。今日まで良くも生きていたもんだ。大きいケースへ入れ替えた。果たしていかに?
  
64話 1月16日  人工増殖場の観察に行きました。現場に着いたら小雨に成りましたが、元気を出して観察開始。
駅家町八幡神社A地には昨年の10/16に山路さんから頂戴した145匹を入れている。糞あり良。
同B地は腐葉土の減少が少なく、居ないと直感。掘って見たが糞が見当たらず、この場所はNG。
加茂町自彊高校A地、B地共に腐葉土はグット減っていて糞がコロコロしていた。何れも200匹期待。加茂霊園A地では腐葉土の上の朽木を取ったら幼虫1匹発見。幼虫100匹は無理?50匹程度か
  
63話 2008年
1月12日
 2007年度の幼虫飼育を飼育ケース毎に羽化率をまとめて見ました。誕生のページ内へ掲載中。
全体では幼虫2,598匹中羽化数1,262匹で羽化率48%に留まった。昆虫ショップ市販の飼育マットでは幼虫279匹中羽化数196匹で羽化率70%で先ず成功と言えます。自家製腐葉土では幼虫1,550匹中羽化数722匹で羽化率46% これは失敗です。自家製腐葉土での屋外飼育では幼虫697匹中羽化数275匹で羽化率39% これは大失敗です。屋外飼育は今年の最大の課題です。