カブトムシこぼれ話
2007年
62話 11月24日  とある用事で隣部落の西村宅を初めて訪問した。開口一番「貴方がカブトムシをしているのか?要るなら何時でも持って帰ってくれ。チョッと持ってくるから・・・・」と少し離れた小屋からケースを持ってこられた。3令幼虫が5・6十匹要る模様だ。西村氏曰く、野菜の苗床用に昨年柴を撫でて囲っていたら、湧いたんだ。持って帰って飼育ケースへ移し腐葉土を入れてこれからの冬眠の準備をした。
61話 11月17日  数日前、府中市平井氏が「堆肥の中にカブトムシが少し要る。要れば持って来ようか」と話されたので家を訪問した。A地は「堆肥を移動した時居たのでここにいれている」。そこは少なかったが15匹いた。B地「ここの堆肥は積んでいたのが1/3位に減っている。虫がおれば良いが・・・」「堆肥が減っているという事は虫が餌に食べている証拠で虫は150匹は要るでしょう」と約1時間掛けて堆肥を掘って移動した。いるいる。続々出て来た。思いも寄らず多く283匹採集した。椎茸の古木も約20本貰って帰った。自宅の飼育場へ全て入れた。ありがとうございました。
60話   10月29日 飼育員:寺田さんからの報告
 今年羽化したカブトムシは9月には全員ご臨終になりました。10月始めに確認した所、幼虫がおりました。既に3令幼虫くらいの大きさで8匹確認できました。まさか10月初めで孵化しておりこんなに大きくなっているとは思 いませんでした。昨日ケースを見たら幼虫の糞が沢山見えました。腐葉土を追加せねばと考えています。来年も 幼虫採集するようでしたら、又声を掛けて下さい。
 ・・・又来年の春休みに幼虫採集ツアーを計画しますので、親子で行きましょう。お楽しみに!
59話  7月1日  成虫プレゼント:R保育園へ♂48匹♀12匹をプレゼントしました。会社の保育園担当者に持っていって貰いました。担当者の報告では「カブトムシをみて、園児が大騒ぎをしていた」そうです。
58話  7月1日  成虫誕生の報告:6/28が初誕生です。飼育員の皆さんより少し遅れて出てきましたが一安心です。6/28♂7匹♀1匹、6/29♂13匹♀5匹、6/30♂20匹♀2匹、7/1♂13匹♀6匹 合計♂53匹♀14匹。その内、角の曲がっている物が1匹、角の先の無いのが1匹、2匹が奇形で生まれました。
57話  6月25日 飼育員:寺田さんからの報告
 ペットボトルで飼育中、羽化して1週間以上ジッとして動かないので、生きているか心配だったのでこらえきら ずにペットボトルを開けて見ました。55mmと少し小さいですが(?)、元気な♂のカブトムシが出て来ました。昆 虫ゼリーを入れてみましたが、食べる気配は無いです。大丈夫かな?
 回答:♂55mmとは超特大です。長い虫との付き合いの中でも私は見たことが有りません。♀の寸法は、頭の先から尻の先までですが、♂の寸法は角を除いた頭から尻の先までです。成虫がゼリーを食べる気配がない のは、まだ腹が減ってないので欲しがらないのでしょう。次の♂を入れたり、♀を入れたらゼリーの奪い合いが 見ものです。餌の取り合い、♂と♂との喧嘩も見られます。
56話 6月22日 飼育員:内海さんからの報告
 21日の朝、我が家のかぶと虫ちゃんも羽化していました。〜小振りのかぶとくんのプロフィール〜
 角に蛹の殻がまだついている。
 (愛娘レナが早く出てきて欲しいと願っていたから、急いで出てきたんじゃろう)背中が少しボコボコしている。すぐにひっくり返り、ゼリーにたどりつけない。これから毎日が楽しみでで〜す
 memo:我が家は約2500匹飼育しているが、未だ1匹も羽化していない。大丈夫かな?心配です。
55話 6月21日  今日は休日。梅雨の晴れ間。山へ行かないとストレスが溜まる。下出部町出雲池の東山へ。
 ここは私有林でなく市有林。もう5年も10年も人が踏み入ってないような場所だ。落ち葉が豊富。
柴を撫でていたら、老人が通りかかった。「こんにちは、今日は落ち葉を撫でて、堆肥をこしらえる準備をしています」老人曰く、「ここは市有林です。落ち葉が一杯有るから良いでしょう。山もきれいになるからいいです。山の中は影で涼しくて良いでしょう。お気をつけて」老人に後押しされた気分でそれから3時間半汗を流した。今年はこれでヤット17箇所目の人工増殖場の完成となった。
54話 6月18日 飼育員:寺田さんからの報告
 6月17日1匹羽化していました。観察できるように、500mLのペットボトルに1匹入れていた。6/1頃に蛹になり、それが羽化しており白い羽の状態でした。良くは分かりませんが多分オスです。写真を撮っておけばよかったと後悔しております。今日にでも蛹室から出てくるのかな?
 回答:はじめやわらかくて白い羽も、だんだん硬くなり、茶色くかわっていく。全体が茶色になるのに2日かかる。それから羽が敵と戦える硬さになるまで数日、蛹室の中でジッと我慢している。
53話 6月9日  広島の鈴木さんへ幼虫をプレゼントした。幼虫と言ってもソロソロ蛹になる前の前蛹かな?飼育ケース小へ♂3♀3と記入。飼育ケース中へは♂6♀4と記入していた。合計16匹であるが果たして何匹が無事に成虫で出てくるか楽しみだ。♂♀は幼虫の尻を見て自分が判定した予想である。
 8割羽化するか、8割死ぬか?ケースを見て鈴木さん曰く、全数成虫で出てくるでしょう。と、太鼓判!。
52話 6月6日  福山市駅家町八幡神社裏山へ人工養殖場を作製に行った。人工養殖場と言えば聞こえは良いが、簡単なはなし堆肥造りだ。周辺の落ち葉を撫でて掻き集め、積んでは踏み込み、窒素をばら撒きそれを4回繰り返して完成だ。広さは約一坪程度だ。これから梅雨に入り雨が降ると落ち葉が腐り、その匂いに誘われてカブトムシが飛んで来てその中に産卵する。盆明けには孵化し、一令幼虫、2令幼虫を経て10月には3令幼虫に成っている。2月の冬眠中に採集に歩く予定。約200匹?
51話 5月31日  @飼育ケースを観察した。1ケースに幼虫20〜40匹入れた物55ケース。どのケースも表面は乾燥してカラカラだ。全てのケースに霧を吹いた。昨年は水分の過多で大失敗。今年は注意を払って加水した。
 A昨日井原市下出部町出雲池西山で幼虫7匹を採集した。今年最後の幼虫採集だ。この場所は北向きの山で日当たり悪く、幼虫の発育も悪い。この幼虫を神辺町の新養殖場へ放しに行った。
 B近所の子供3人が、幼虫が欲しいと言って来た。今はさなぎになる時だから動かされない。7月には成虫になるから、その時来なさいと言って帰らした。幼虫を動かすのは4月中だ。5月は危険だ。
50話  5月20日  人工養殖場で採集し飼育ケースで飼育中の55ケースの内、24ケースを観察した。どれもこれも殆んどの腐葉土を食べつくし、ビックリする程ケース内は糞だらけだ。昨年はこの時点で全てのケースの糞出しをして失敗?に終わっている。今年はジッとこらえてあえて糞だしをせず、腐葉土の追加で完了。
49話  5月16日  福山市万能倉町宮さん所有の山へ行って、人工養殖場を作製した。14:00〜17:00 延々3時間。近くの木に蜜が出る木があるんだろう、スズメ蜂が飛んだりちょうちょが止まっていた。今年の養殖場造りはこれでやっと4ヶ所だ。1ヶ所200〜300匹、約1000匹確保?獲らぬタヌキの皮算用!!!
48話  5月12日  昨年夏に成虫を飼育し孵化した幼虫を飼育ケース3ケースに分けて飼っていた。その内2ケース、どれ位成長しているか楽しみにひっくり返して観察した。いない、いない。どちらのケースも幼虫はゼロだ。ガッカリ。残された糞は大きく、3令幼虫で最近死んだ様子だ。成虫飼育から孵化さすのは困難だ。
47話 ’07/5/12
幼虫採集
 福山市本郷町M山荘内の植木剪定屑の中から幼虫8匹を採集した。それを4種類に分けて飼育し、比較して見よう。Aケース:府中腐葉土黒土18cm♂2匹、Bケース:自家製腐葉土18cm♂2匹、Cケース:リキミ昆虫マット18cm♂2匹、Dケース:M山荘黒土18cm♂2匹。果たしてどのようになるか楽しみだ。
46話 ’07/511
幼虫新発見
 尾道市原田町の畑の中に建築チップが積んであるが、そこを通る度に気になってしょうがない。今日はこらえ切れずに車を止めて、木片を拾って掘って見た。幼虫を発見。ドキッ!束の間に2匹を発見した。この様子だと200〜300匹はいるかも知れん。近々に畑の持ち主を探して掘らしてもらおう。
45話 ’07/5/8
飼育幼虫観察
 1月中旬に飼育ケース小(W130×L240×H220)に幼虫20匹・腐葉土20cmを入れていた物を観察した。なんとビックリ、腐葉土はH=12cmまで減少していた。上の約2cmは乾燥した葉で有ったが、それより下は糞がゴロゴロしていた。この時期食欲は旺盛だ。餌の確保が骨折りだ!
44話 ’07/5/8
養殖場観察
 福山市新市町新市神社へ行った。昨年3月に作製の人工養殖場を掘って見たが幼虫は居ない。
 此処は最適地と思って作製したが、人間の思いと虫の思いは全く通じない。次に下刈り草の捨て場に行った。プリプリした元気の良い幼虫20匹を採集した。採集した中から♂5♀9匹=14匹を昨年の旧養殖場に入れた。祈る此処に産卵を!私は残りの♂6匹を持ち帰った。
43話 ’07/5/7
柴なで
 福山市八軒屋正戸山へ柴なでに行った。かつてはこの場所に昭和天皇が騎馬で登られたと記録がある。今は滅多に人が足を踏み入れない所のようだ。昨秋からのドングリの落ち葉が積もっていた。私にとっては堆肥造り→カブトムシ養殖場に最適の場所だ。40分柴をなでて帰った。
42話 ’07/5/7
養殖場幼虫
採集まとめ
 2006年に作製していた人工養殖場32ヶ所での2007年の幼虫発生採集記録をまとめた。何んと本日現在で4,926匹 予想外に多かった。今年の人工養殖場造りはまだ3箇所にとどまっている。
 現在実施中の幼虫採集はホドホドにして、来年用の人工養殖場造りが先決だ!
41話 5月5日  親戚の高木さん曰く「成虫に成るまでなかなかうまくいかん。」
 回答:自分も去年は成虫20%、死んだのが80%だった。今年はプロにも相談した。  水分が重要のようだ。今年は成虫80%を目指す。飼育ケースに幼虫6匹入れているから4匹からあわよくば5匹羽化する予定。ケースに雨が入らないように気をつけて軒下へ置く事。羽化するまでそのままで良い。
40話 5月4日  友人谷中さんへ「幼虫が要れば何時でもあげますよ」 谷中さん曰く「去年失敗した。今年も失敗したら勿体無いからよろしいです。もうカブトムシの形をして死んでいた。水はやっていたんだが・・・」
 回答:多分水分が多過ぎて病気になって力尽きて死んだんでしょう。幼虫は湿気より乾燥に強いから水をやるのを忘れる位でも良い。こまめに世話をするよりほっとらかしている方がまだ良いかも知れん。
39話 5月3日  玄関へ幼虫を入れた飼育ケースを置いていた。いこいの里在宅介護施設の方が来られて「ここにもカブトムシを飼っとんてんなー。内にも飼ようたが幼虫がズヨズヨになっていた。腐葉土もズヨズヨになっていた。どうすりゃーえんかなー」 
 回答:水のやり過ぎ。腐葉土の表面が乾いたら軽く霧吹きする程度でいいです。