蒼天録レビュー

                 信長の野望シリーズ10作目
                 
  信長の野望〜蒼天録〜 


――ゲーム説明――

舞台は戦国時代。プレイヤーは1人の大名(又は城主)となって日本の統一を目指します。
登場武将は1500名。城数は150。
シナリオは「信長誕生(1534年)、「信長元服(1546年)」「桶狭間合戦(1560年)、
「信長包囲網(1570年)」「本能寺の変(1582年)」「清洲会議(1582年)の6本。
1700年になるとゲームオーバー。

シリーズで唯一家臣プレイが可能!!

蒼天録の目玉は何といっても大名配下の城主プレイが可能だというところ。
大名に尽くしたり、叛いたり、同僚を陥れたり出来ます。
また、城主として大名に忠誠を尽くすと、軍団長に任じらたりします。

あと謀叛の誘いを同僚にして断られると、大名に報告されて、毎ターン大名に呼び出され
ます(断れますが)。これに行くと成敗されます(しかもムービー付き/笑)。
松永久秀や宇喜多直家といった梟雄が好きな人はオススメかもしれません。

多彩な外交・謀略!!

蒼天録は「下剋上」がテーマなので、外交・謀略が多彩です。
大名プレイだと、「三国同盟」、「包囲網」、前作に続き「従属」なんてのも出来ます。
城主プレイだと、下剋上同志を作る「密約」、他の城主に謀叛させる「扇動」など。
これが他家の城主だけでなく自家の城主にも出来るから面白い。

前作から進化したリアルタイム戦闘!!

前作から取り入れたリアルタイム戦闘が、今作でも引き継がれました。
しかし戦闘内容は全然違います。あと野戦と攻城戦に分かれてます。
前作ではややこしかった合戦ですが、蒼天録ではかなりシンプルな
自動戦闘になってます。野戦だと、部隊が3つ並んで自動的に前進して
相手部隊と押し合います。そこで「策戦」コマンドなどで有利な展開に
していきます。まあ、こういう戦闘が戦国時代では一般的だったのでは
ないでしょうか。でもこの戦闘システム…
戦国夢幻に似てますね(笑)。
手本にして作ったのでしょうか。

政略フェイズと軍略フェイズに分かれた!!

はい。簡単に説明しますと、政略フェイズは「計画」し、軍略フェイズは「実行」
するものです。政略フェイズで下剋上の準備をして、それを軍略フェイズで
実行できます。軍略フェイズはリアルタイムなので、辺りの展開を
よく見て行動しないといけません。この軍略フェイズのシステムも
戦国夢幻に似てますが、これも手本にして作ったのでしょうか。

前作に続き諸勢力の登場!!

前作で好評(?)だった諸勢力が蒼天録でも登場します。
しかし前作より存在感はなくなってます。前作・嵐世記では諸勢力を
味方につけないと国を盗るのが難しかったですが、蒼天録の諸勢力は
かなり弱体化して、簡単に取り込めるようになりました。
また、前作では諸勢力が一揆を起こすとなかなか手を焼きましたが、
今作は一揆を起こされても城の収入が減る(?)だけとか、かなりちゃっちいです(笑)。
以上のように、諸勢力は弱くなりましたが、味方につけて利用すると結構使えます(笑)。
てか美作の草刈氏が諸勢力で登場してるのには驚いた(超マイナー/爆)

登場武将はシリーズ最多の1500人!!

歴史ファンには嬉しいことですね(キモ/笑)。
PUKだと1700〜1800人はいるんじゃないでしょうか。
てかこれだけいるのに、日笠頼房、服部久家、大田原長時がいないのは何故ぢゃ!!
1300人しかでない戦国夢幻でこの3人は出てるのに。もっと浦上直臣を重視して
下さいコーエー様!
 
CPUは相変わらずバカ!

コーエーゲーの最大の欠点は「CPUが弱い」というところです。
クリアするのが簡単すぎて、中盤以降は緊張感がなくってひたすら力押し…。
めんどくさいので序盤を切り抜けたら終わりという人も少なくないでしょう。
味方CPUも弱いです。大名プレイしてても配下城主がすぐ物資不足になって
しまいます。なのでPUKエディタで一気に(ry…それやってもすぐ物資不足に…。
コーエーゲーやったあと戦国夢幻なんかやるとかなりムズく感じます。
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