
皆さんはこのゲームをご存知だろか。
バンプレストが生んだ秀作である。
しかしメーカーの出荷数の少なさ、PSでしか出さなかった
ことなどが原因で、あまり知られてない歴史SLGである。
――ゲーム説明――
日本の戦国時代が舞台で、プレイヤーは一人の大名となって日本の統一を目指します。
武将数が1300人、城数が100。
シナリオは、「戦国乱世(1541年)」、「群雄割拠(1560年)」、「信玄上洛(1572年)」、
「本能寺の変(1582年)」、「関ヶ原前夜(1598年)」、「戦国夢幻」の6本。
難易度は「普通」と「簡易」の2つで、モードは「史実」と「架空」の2つ。
1640年になると、ゲームオーバーです。
「リアルタイム」が基本!!
このゲームの特徴は、内政をしてる時も合戦をしてる時も、周りの状況はリアルタイムで
進行しているということです。なので緊張感が途切れることありません。
例えば、自分がA国で敵B国に攻め込むとします。そして攻城戦に入りました。
すると攻城戦中に敵C国に自領を侵攻されたりします。自領の守りが不安なら、勝てそうな
合戦でも撤兵しなければなりません。これがリアルタイムの難しさです。
石高が全て!!
戦国夢幻には「金」という概念はありません。内政をするとき、徴兵をするとき、出兵をする
とき等、全て石高(兵糧)が必要です。特に出兵時などは大量の兵糧が必要で、領土を増や
しても兵糧不足になりがちで(私がへたれなだけかな)、計画的に使わないと財政破綻して
しまいます。
また、合戦で大敗すると再起を図るのに時間がかかるのもリアルで良いですね。日々徴兵して
兵数を保存しとかないと、大打撃を受けることになります。
合戦もリアルタイムで!!
戦国夢幻の合戦は野戦と攻城戦の2種類です。
このゲームもリアルタイム戦闘です。また、合戦中も周りはリアルタイムで進行します。
まず野戦ですが、「信長の野望蒼天録」と似ていて、3部隊が並んで前進して、敵部隊と
押し合います。更に、「陣形」という概念もあり、鶴翼やら魚鱗やら敷けるみたいです。
このゲームの合戦は「士気」が戦況を大きく左右し、士気100で兵数1万の軍勢で、
士気50で兵数3万以上の軍勢を破ることができます。
次に攻城戦ですが、このゲームは篭城側の3倍以上の兵力がないと城を落とすのは
難しいです(私がへたれなのか)。でも現実的で良いと思います。
攻城戦での寄せ手の攻撃方法は、「包囲」、「強襲」、「火攻め」、「水攻め」、「干殺」があり、
計略は、「勧告」、「内応」、「乱破」などがあります。
あと、篭城側は基本的に何も出来ません。オート戦闘です。戦況を見守り、他城に援軍要請
をするしかありません。
CPUが賢い!!
賢いというか常識程度に動いてくれます。
敵領に侵攻するときは1つの城に兵力を集中させ、大軍で侵攻します。
その隙をついて私はその軍団の出た本城に進攻したんですが、なんとその軍団が
Uターンして私の軍団を迎撃してくれました(笑)。時間と距離がうまく表現されており、
ターン制では再現しにくいと思います。
また、守りに入るときは各地にうまく兵力を分散させます。
あと、いくら同盟国でも隙あらば(国力に差がついたら)同盟破棄して攻めこんできます。
合戦での討死率が高すぎ
これ悲惨なほど討死率が高いゲームです。合戦で圧倒的有利な状況でも、次々と討死
していきます。私は大名の浦上宗景が討死したら絶対リセットしますよ(笑)。
