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社会民度の低下第十二節「国体の崩壊」
国体とは民族の基盤であり、受け継がれてきた風習や制度という意味である。その基盤が崩落の危険にさらされている。
自国を愛する心は何も軍国主義の下にあるわけではなく、我が家が安心でき大切なものと同じような愛着の感情から発しているものである。もしそういったことが判らないようであれば次のことを考えてみるが良。
自分ひとりで何かを生み出しただ一人によって生きることが出来るのか?。
言葉や食物文化、文化風習など全ては先祖や先人たちが磨き上げ伝えてくれたものであり、伝えてくれた恩義の上に自分は乗っている事実。
ここにあげた二点のみでも、多大な恩恵の上に自分が存在していると理解できるであろう。
自国を愛する心は正に謙虚さと個人の弱さを正しく知っていて始めて核心への道を深めることができるものであり、己の弱さを知るのは自己の力量を把握している強さであり弱さを直視できる精神性である。
さらにいうならば自国を愛する心の無い者は、自分が一人で完結していると勘違いしている幼稚人か、自分の親や愛する人全てを含めた人々への裏切りに等しい。それは貴方も一人では生まれ来ることも存在することもできない以上、親も愛する人も一人で生まれ来ることも存在することもできない事実がそこにありて、どんなにあがいてもそういった段階まで自己の手が伸ばせるはずもなく、手の届かない恩義に感謝あるが自然であり、恨みで返すなど人非人であろう。
そういった素朴な愛国心から幾つか問題をあげておきたい。ここではできるかぎり政治的な話は避けるよう心がけたいが、社会の問題や未来の悲惨、道徳的な問題に警鐘を鳴らすことも宗教人として当然の義務であり、批判を恐れて口をつむぐのは責務を果たさぬものと心得るからだ。
国が滅ぶのは上層が先に道徳や正常性が崩れ下層に及んだとき、亡国が訪れると歴史は記録している。現代社会において宗教がどのような階層に属するのか知る由も無いが、せめてできることをしておきたいと思う。
まずは教育世界について。様々な人から話を聞いて、それは大問題だと思った事から。小学校中学校など教育現場で本雇いの教員が少なく臨時雇いの職員がかなりの数を占め、正規教員が教育現場にたえきれず長期休暇をとるなど安定した労働力が確保できない問題がある。おそらくこの問題は個々の家庭での基礎教育または精神的情緒的教育が正しく指導されていない問題が、連鎖している情景が浮き彫りになっているといわざるをえない。
そういった問題からか不明であるが、教職員が国歌や国旗掲揚などに起立をしない国歌を斉唱しないなど子供たちに多大な悪影響を与えていることはなはだしい。これは裁判結果がどうとか個人の権利がどうとかという以前の問題であり、国または政府またはそれに準じた機関に雇われている人間が、愛国心を持たないという・・・つまり子供たちを取り巻く社会や環境を愛さない悪心に気付かない大問題。
精神論だけでなく教育現場から一止羊大著作「学校の先生が国を滅ぼす」などに詳しい。がその中で七十七項において「学校が教育課程を編成をするときの国の基準である学習指導要綱は、法律そのものではありませんが、憲法・教育基本法に基づく学校教育法の規定によって設けられた文部省令(学校教育法施行規則)の委任により、文部大臣が公示したものであり、法的な拘束力を持つ」と解説してありそういった問題からも考えてほしいものだ。
自国を愛することは国際社会的な視野に立っても益々必要であることは私の体験から証明できる。
その他の問題もあげてゆけばかなりの紙幅が必要なので、もう一つの問題をあげてみよう。次は食糧問題だ。
全世界的な食料生産力は減少傾向にあるのに、日本の食糧生産を無視して海外からの食料輸入を増大させている問題は深刻であり、食料自給は国防的な観点または自国の国民の生命安全の観点からも必要な問題であり、各団体または営利団体はそれらの問題を真剣に討議し善処しなければ、一時は海外からの食料を関税の問題などで安く手にすることができるであろうが、世界人口と食料生産力が逆転したとき食料を輸入できない状態になってしまうことを考えなくてはならない。
国際社会は人道的な問題も取り上げるが、各国それぞれの存続という理念から、食料などが不足してくる場合、食料輸出国は自国の保護観点から食料の輸出を止める国策に出ることは火を見るより明らかである。
たくさんの問題をかかえ崩壊の危機が見え隠れしている状態に、良心ある貴方なら気付くであろう。