14「ぐちをいうとき」

 ふと口からすべり出てくる愚痴(ぐち)
 たわいもないやるせなさが、時として自分の耳に残る。
 残った言葉はなかなか消えないもの。
 消えずに頭のなかでまわりめぐり、いつもその情景にとらわれてしまう。
 もしも自分で発した愚痴の言葉が嫌になったら、思い出してみようよ。
 許すことを忘れていないかな?
 ゆるすのは相手に利益を与えることではないよ。
 マイナスの発想にとらわれている自分を解放する儀式。
 自分のなかにある暗い意識がさらに自分を覆わないように。
 暗い意識の引力に引かれないように。
 自分の中の暗い意識は、不運を引き寄せる。
 まるで相憐れむかのように・・・
 ゆるしは開放の儀式。
 自由意志を守るための結界。
 闇の意識より汝を解き放ち、時の変化にあわせ己を変えてゆけるいにしえの知恵。
 それが許し。
 許しの儀式に必要な呪文は「許すよ」だよ。
 自分だけが犠牲になるなんて事はないんだよ。
 大切なのは感謝を忘れないこと。
 大切なのは謙虚さを忘れないこと。
 感謝と謙虚さを忘れなければ、暗い意識から自分を解放できる。
 愚痴を口ずさむとき、もしかしたら感謝と謙虚さを忘れているのかもしれない。
 忘れてもいいけど、愚痴が耳に残るとき思い出して。
 愚痴を口ずさみ、自分を不幸な人と感じてごまかさないでいてね。
 それが運気を呼ぶ兆し。


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