塩飽商店
 塩飽商店は古くから、地元の人に愛される小さな店です。
井原市上稲木町にある唯一の店で、県道3号線(井原〜福山港線)沿いにあります。塩飽農園のご近所さんなのです。
 塩飽商店では、岡山の地酒をはじめ、たばこ、塩、切手、食料品、日用雑貨を取扱っています。

  岡山の地酒は、「稲倉の酒屋である塩飽商店」へどうぞ! 広島の地酒は、「千田の藤井の酒屋」、「沼隈の酒屋である田中商店」をよろしくお願いします。

 ◆岡山の地酒
 岡山は、古来万葉の時より、豊かな自然と温暖な気候風土、肥沃な土壌による豊かな米、そして恵まれた水により酒が育まれてきました。
 「良い米ありて、良い酒を生む。」 岡山の良質な酒米により「吉備のうまい酒」は醸造されます。岡山は、稲作に最適な気候風土に恵まれ、おいしい米の産地として知られています。米の中でも酒米は特に品質を問われますが、岡山では「雄町」、「山田錦」、「朝日」、「アケボノ」など良質の酒米が作られています。中でも「雄町」は岡山が発祥の地で、酒作りには最適な酒米として「幻の酒米」ともいわれくらいです。「山田錦」や「五百万石」など多くの酒米のもとになっていとも言われています。現在岡山県内の蔵元は県産酒の良さをアピールするため、「雄町米純水酒」に取り組んでいます。
 酒作りには、水が欠かせません。「名水あるところ、名酒あり。」ともいわれます。岡山は、県北部の中国山地を水源として、「高梁川」、「旭川」、「吉井川」の三大河川による豊富な清水に恵まれています。酒作りの水としては、鉄分やマンガンなどが少なく、麹菌や酵母などの酒作りに必要な微生物の働きを助けるカリウム、リン、カルシウムなどの成分が適度に含まれたものがよいとされています。岡山県内各地の地下水は軟水で、カルシウムなどが含まれる酒造りには最適な水といえるでしょう。
 酒造りの技術は、地域によって流派が異なるようです。岡山には「備中杜氏」という杜氏集団があるそうです。元禄年間には、備中杜氏として酒造りに妙技をふるっていたようです。新しい技術をいち早く取り入れる進取の気性に富むといわれ、備中流による酒は、淡麗にして「うま口」でさわりなく飲めると言われています。備中流の技術はベテラン杜氏から若手杜氏に受け継がれ、時代とともに酒の好みが変わっても、岡山の酒の個性を醸し出しています。
 ぜひ一度、岡山の地酒を飲んでみてください。

 ◆岡山のワイン
 ワインには、赤、白、ロゼの3種類があります。
 赤ワインは、果皮の黒いぶどうをつぶして皮や種ごと発酵させます。発酵にはワイン用酵母、砂糖、亜硫酸などを加えます。発酵が始まると糖分がアルコールに変化し炭酸ガスの泡が発生してきます。発酵期間は1から4週間で、期間が長いほど皮や種子から抽出されるポリフェノールなどの成分が多くなります。主発酵が終了すると圧搾してワインと果皮や種を分離し、熟成させます。熟成中にマロラクティック発酵を行なうと、リンゴ酸が乳酸に変化し、まろやかな酸味になります。
 白ワインは、果皮の緑色なぶどうから皮や種子を除いて果汁のみを発酵させます。発酵温度は低めでフルーティーな香りに仕上げます。糖分を残して発酵を停止させると甘口の白ワインになります。糖分を残さず発酵させると辛口の白ワインになります。
 ロゼワインは、果皮の黒いぶどうを搾汁して果汁のみを発酵させる方法や、赤ワインの発酵初期に搾汁して発酵を継続させる方法などで製造されています。

 岡山県では県産ぶどうから特色のあるワインが製造されています。赤磐市の是里ワイン醸造場は1985年に創業し、キャンベル、ピオーネ、マスカット、リースリング、べりーAを原料としたワインを製造しています。真庭市のひるぜんワインは、日本古来の野生ぶどうで蒜山に自生するやまぶどうを栽培し、1987年から赤色色素であるアントシアニンが非常に豊富な赤ワインを製造しています。倉敷市のふなおワイナリーは岡山県で一番新しいワイナリーで、船穂で栽培されるマスカット・オブ・アレキサンドリアを原料に、2004年から香り高い白ワインを製造しています。
 一般的に赤ワインは肉料理に、白ワインは魚料理に合いますが、やまぶどうワインは「カツオのたたき」にも良く合うそうです。酒同様に、それぞれのワインと相性の良い料理を捜すのも楽しみの一つでしょう。また、赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、抗酸化活性が高い事が知られています。

  

  ◆塩飽農園一押しの酒。
  清酒 萬寿鏡(マスカガミ)
  甕爽々(かめそうそう)   ・夏季限定品です。現在はありません。
  容量:900ミリリットル

 ガラス製の甕に、アルコール度数が高めの生貯蔵酒が入っています。冷やして飲めば、濃厚な味わいをお楽しみいただけます。 グループやパーティーではもちろんのところ、お中元等の贈答品に人気が有ります。 塩飽農園でも、発送・配達代行が可能です。お問合せはこちらへ  売り切れの為、次期をお楽しみに。
 
   甕シリーズのガラス製商品です。
 中身の生貯蔵酒は、ちょっと高めのアルコール度数です。冷蔵庫などでそのまま冷やしてお飲みになれば、濃厚な味わいをお楽しみいただけます。 また、グラスに氷を入れてオン・ザ・ロックで飲むのも良し、大胆に甕のくびれ線まで大ぶりの氷を氷山のように入れれば、程よい度数になるでしょう。
  ■麹米: 五百万石    ■麹米精米歩合: 60%
  ■掛米: こしいぶき   ■掛米精米歩合: 60%
  ■日本酒度: +5.0  ■酸度: 1.5
  ■アルコール度数: 17.0度以上 18.0度未満 

塩飽商店(しわくしょうてん)
〒715-0018 岡山県井原市上稲木町563  TEL:0866-62-8830