唾液・口腔乾燥症
唾液
   
  お口の中には耳下腺・顎下腺・舌下腺と呼ばれる三大唾液腺の他、たくさんの小唾液腺が存在し、一日1〜1.5リットル(尿量と同じくらい)唾液が分泌されています。赤ちゃんのお口の中はダラダラと唾液でいっぱいですが、25歳を頂点として加齢とともに唾液の量は減少していきます。唾液にはたくさんの大切な働きがあります。

唾液の働き
      
洗浄作用  口腔内の細菌や酸、食物残渣(食べカス)などを洗い流します。
緩衝作用 酸性に傾いたpHを中性に戻します。
再石灰化作用 脱灰された歯質にカルシウムやリン酸イオンを補給し、再石灰化させます。
抗菌作用 細菌の発育を抑制します。唾液にはリゾチームやペルオキシターゼといった抗菌物質が含まれています。また、免疫物質(IgAやIgG)も細菌に対して防御作用を示します。
保護作用 ペリクルを形成し歯を保護します。

口腔乾燥症(ドライマウス)って、何ですか?
口腔乾燥症(ドライマウス)とは、唾液の分泌が低下してお口が乾いた状態のことです。
症状が進行すると舌がひび割れる、モノを飲み込めない、発音がスムーズに出来ない、
舌や口の粘膜がヒリヒリ痛む、など不快な症状が現れます。
また、唾液による潤滑作用、保護作用が機能 しなくなるため、口内炎・歯周病・虫歯の
原因になります。その他、モノの味が分からなくなる味覚障害がおこることもあります。
唾液が少ないとお口の中のバクテリア(酸素を好まない菌)が活発に活動しはじめるので、
口臭の原因にもなります。
口腔乾燥症の原因
唾液の平均的な1日の分泌量はおよそ1〜1.5リットルといわれています。
唾液の分泌が減少する原因には、下のようなものがあります。
@加齢による唾液腺の機能低下
A内服薬による副作用
 (血圧降下剤、抗コリン剤、抗うつ剤など)
B口呼吸
C合わない義歯、修復物による刺激
D刺激の強い食品の飲食
Eストレス、寝不足、重度疲労
F放射線治療による唾液腺の萎縮

口腔乾燥症のセルフチェック
当てはまる項目をチェックしましょう。
□ 口の中がネバネバする。
□ 口臭が気になる
□ 味が変わった気がする
□ 気が付くと、口で呼吸している
□ 食べ物が飲み込みにくく、水が欠かせない
□ 舌がひび割れる、口の中が痛い
□ 常用している薬がある
□ 舌がからまって話しにくいことがある
□ 歯みがきしても虫歯になりやすい
□ 夜のどが乾いて目が覚めることがある
□ 耳の下が痛み、腫れることがある
□ お酒やビールなどアルコールをよく飲む
□ 目や鼻などが乾いている
□ 忙しくてリラックスする余裕がない
□ あまり笑うことがない
□ 関節が痛むことがある
3つ以上当てはまる方、口腔乾燥症の可能性があります。
6つ以上当てはまった方、危険信号です。 

口腔乾燥症の予防
(1)

ゆっくりよく噛んで食べましょう。噛む回数を増やすように心がけると、唾液 の分泌が促進されます。しっかり噛めて唾液分泌につながる『和食』を摂るように心がけましょう
(2)

こまめな水分補給を心がけましょう。そのとき、すぐ飲み込まないでお口の中や喉の入り口に溜めておいてください。唾液分泌量と同じ一日1〜1.5リットル(または、体重1sあたり30ml)を目標に、お水を摂りましょう。まず朝起きて歯磨きの後にコップ一杯(約300cc)を飲みましょう。これによって唾液分泌が促進され朝食をスムーズに摂ることができます。その後は、食間に1回300ccぐらいに分けて摂るようにしてください。
(3) 緑茶、ウーロン茶、コーヒー、紅茶、アルコールは口腔乾燥を引き起こしやすい飲み物です。水分は唾液に変わりやすい『お水』を摂るようにしましょう。
(4)

唾液腺開口部(顎の下、耳の下、)のあたりを毎日マッサージするように心がけましょう。
(5) 舌を動かすようにしましょう。簡単にできる舌運動を紹介します。左上奥歯→右上奥歯→右下奥歯→左下奥歯の順番に歯の裏をなぞるように舌を動かします。今度は歯より上の天井(口蓋)を左から右へそして舌の付け根の辺りを右から左へ舌を動かします。この時舌の付け根の辺りに舌下腺という唾液腺が存在するのでその部分を強く刺激するとたくさん唾液が分泌されます。
(6)
酸味のある食べ物も唾液の分泌を促します。しかし、症状のひどい場合は酸の刺激で
痛みが出ることがありますので、注意が必要です。
(7) アルコールの入った歯磨き粉やオーラルリンスは口腔乾燥を引き起こしやすく、口の中がピリピリした感じもありますので、アルコールフリーの製品がお勧めです。
(8)) 薬の副作用で口腔乾燥が起こる場合がありますので、主治医と相談してみましょう。
(9) 人工唾液、洗口液、保湿剤を使用しましょう。
 口腔乾燥にお勧めの商品
デンタルペースト             1575円

天然ミント成分配合の、漢方系歯磨き粉です。
保湿作用が強く、唾液分泌を促進させ、pHコントロールによる息の無臭化に効果的です。
界面活性剤もアルコールも入っていないので、お子様が使い続けても安心・安全です。
マウスコンディショナー         1575円

マウスコンディショナーは、口臭防止効果や、人体への安全性を考慮し開発された多目的コンディショナーです。歯肉、頬粘膜、舌などの口腔粘膜に塗って使用します。保湿剤として、甘草エキス、ムクロジエキス、オウゴンエキス、ヒアルロン酸Naを含み口腔乾燥の方にもお勧めのコンディショナーです。
ディープシー オーラルリンス     1890円

海洋深層水をベースに、ヒアルロン酸を配合した洗口剤です。豊富なミネラル分が舌粘膜を修復し、正常な状態を保ちます。
ヒアルロン酸とグリセリンが口腔内を保湿し、リン酸2ナトリウムが口腔内のpHをすばやく安定させてくれるため、ドライマウスの粘膜保護に最適です。界面活性剤、アルコールも含まないので、とてもマイルドな使い心地です。乾燥が気になった時に、いつでもお使いいただけます。
デンタルタブレット            2100円

天然の「ホタテ貝カルシウム」が口腔内のpHをコントロールし、
柑橘系の酸味(レモン果汁成分)が唾液分泌を促進させます。舌の上でゆっくり転がして溶かすことによって舌の運動を促し、舌表面の粘膜を清掃します。食後や不快感を感じた時など、気軽に口に含むことで口内を快適な状態に保つことができます。
オーラルバランス            2000円

口腔粘膜に長時間付着し、有効時間が7〜10時間と長いのが利点です。特に入れ歯を使用されている方は、入れ歯の内面に塗布して使用します。
サリベート(人工唾液)         1050円

スプレータイプの人工唾液です。乾燥を感じたときに口腔内に噴霧してください。

  

唾液検査で調べて見ましょう!!    

唾液検査であなたの唾液がどのくらい分泌されているか調べてみましょう。唾液の量や色、虫歯になりやすいかどうかなどが分かります。
唾液検査2種類      3150円

サリバPFTキット
検査項目 ・安静時唾液分泌量
       ・唾液緩衝能(pH)
       ・濁度
       ・色調
       ・沈殿
(約10分)

CAT21 Buf  
検査項目 ・刺激時唾液分泌能
       ・唾液緩衝能(pH)