中山茶臼山古墳

岡山市北区吉備津にある独立丘陵「吉備の中山」の山上にある古墳。
宮内庁により「大吉備津彦命墓(おおきびつひこのみことのはか)」として
第7代孝霊天皇皇子の大吉備津彦命の墓に治定されています。


場所の説明ですが、岡山県でも有名な「吉備津神社」や「吉備津彦神社」の
裏山が「吉備の中山」と言われる丘陵地になります。
その山上にあるのですが、目印は「岡山県古代吉備文化財センター」になります。



ハイキングコースはいくつもあるのですが、管理人は以前お邪魔して土地勘があったので
「岡山県古代吉備文化財センター」様の前に駐車。その目前から登りました。



少し登ると、黒住教側から登るメインコースと合流。
この辺りから「三十三観音像」が並びます。



歩くこと数分。この看板を見るだけで期待が膨らみました。



ここから遠景で古墳の正面を見ることが出来ますが
樹木に覆われて、視界良好とは言えません。遠景から正面入り口まで。





右手の案内板を拡大してみましょう。



「宮内庁」と書いてあると、ちょっと背筋が伸びる気がします。
「立ち入り禁止」ではあるのですが、柵というか厳重な管理下に置かれているとは思えません。
だからと言って入って見ようという気にもならないのが、日本人に刻まれた何かでしょうか?



思ったより多くの人が訪れていました。

ここで古墳の説明です。
大きさは105メートルの前方後円墳。古墳時代前期頃の築造と推定される。
前方部(前の写真の祭壇部分)は、ほぼ正確に南を向いています。
古墳の中央を備前国と備中国の境界が通っています。
参拝は緑矢印方面から来ました。青矢印が境界石。
黄色矢印を通って、赤矢印まで行きましょう。



境界石(国境石)です。



写真の左が古墳部、右に一人歩ける道があります。
結構高低差があるのがお分かりになるでしょうか?



数分で「穴観音」に到着します。ここだけは古墳内に入ることが出来ます。





矢印部に耳を当てるらしいのですが、ちょっと遠慮しました。
背景にラインを引きましたが、後円部の形状が良く残っています。



最後に高台からの展望を。樹木が多くて絶景とは言えませんが
鉄塔の向こうに流通センター(コンベックス岡山付近)が確認できました。



最後はお約束ということで・・・・


(失礼ながら)山の中に思ったより立派な鳥居と祭壇がありました。
近くに軽トラが停まっていたので、ちゃんと管理する方がおられるのでしょうね。