魔法三社巡礼

少し前に総社市にある「魔法神社」を紹介しました。
それ以外にも「魔法」の名の付く場所がありましたので
今回一気に三社巡礼に。


まずは位置関係です。岡山県の総社市、高梁市、吉備中央町あたりになります。
最初の1枚は全体の位置ですが、それほど遠くはありません。



地図のの左下が「JR高梁駅」。中央やや左下に「岡山自動車道・賀陽IC」です。
では三社周辺の拡大地図をご紹介。
Aには「魔法社」があります。『岩牟良神社』の境内に鎮座。



Bには「魔法宮」が。地図の下端、『火雷神社』の別名です。
中央上にあるのは「天津・久保田神社』。
最後にオマケで紹介しますが、「魔法探訪」には欠かせません。



最後のCは、結構有名な『魔法神社』です。
車の場合は国道180号の種井からの北上一択で。



Aの『岩牟良神社』とオマケの『天津・久保田神社』には駐車場がありますが
それ以外は明確な駐車場はありません。


ではAの「魔法社」より。目的地は「岩牟良神社」です。
駐車場からの風景は。



参道を登り拝殿前です。目的の「魔法社」は左側に。



全体写真と鳥居の額束です。







狛犬は備前焼だと思われます。





お社の正式名は「保食神社」で、通称は『まほー様』です。





続いてはBの「魔法宮・火雷神社」へ。ナビ設定の目標もありません。
オマケの「天津・久保田神社」は、岡山市農協・加茂川ライスセンター前にありますので
そこから確認願います。
直前までは狭いながらのアスファルト舗装路です。
地図北側から南下してこの風景が目に入ったら、砂利道へ進みます。



入口付近に石碑が立っていますので、必ずご確認を。



ここから300m位はあるでしょうか?
軽自動車なら境内まで行けます。かすり傷も嫌だと言われる方は
アスファルト道に路駐して徒歩になりますか?
境内は結構広くて駐車も方向転回も問題ありません。



額束は「火雷神社」ですね。



鬼瓦と亀の彫刻、本殿の装飾です。












続いては、前にも訪問したメインイベント「魔法神社」です。
数年ぶりに訪れると少しだけ観光化していました。



拝殿にはタヌキの宝物と記念スタンプが。
近くの木には絵馬の姿も(一部画像処理しております)。





古い石碑はそのままでした。







さて「オマケ」と言ってきましたが、天津・久保田神社は欠かすことができません。
「魔法」の由来となった『南蛮渡来のキュウモウ狸』は
この地域でイタズラばかりして村人を困らせていたのですが
円城寺の和尚の祈願で大いに反省し、牛馬や地域の守り神へと身を変えたという事。
それ以来この地域ではキュウモウ狸の子孫を「魔法様」と呼ぶようになりました。
その「魔法様」をお祀りしてあるのが、ここ天津・久保田神社になります。



参道横には、やはり狸様が。





境内に入っても「狛犬」ならぬ『狛狸』です。しかも備前焼。






最大の見所は本殿の裏側。思わぬところに祠があるのが分かりますか?



ここには穴が開いています。「魔法様」の出入口なのでしょう。



管理人にはこれ以上の解説は出来かねますが
市町村の歴史書とか紹介資料に、詳しく説明されているようです。


我々が思いつく「魔法」ではありませんが
歴史的な思いをはせると、頬が緩む気がしました。
今年も良い年になりますように。