旧金比羅大芝居(金丸座)

金刀比羅宮の参道脇にあります。
コロナの影響で「歌舞伎公演」の中止が続いて残念です。


香川に行けば必ず金刀比羅宮にはお詣りするでしょう。
管理人も何度か奥の院まで行ったことがあります。
今回は行きたくて行けなかった「旧金比羅大芝居(金丸座)」に
やっと行くことが出来ました。



一番右に「皇太子行啓記念」の石碑を入れたのは、最後のお楽しみに。
では全景です。





入口は3ヶ所あります。@とBはVIP専用で、上の障子部まで開きますので
腰を曲げ頭を下げずに入れます。一般庶民はAからのみ。
ここで管理人からのアドバイスですが、無料の観光ボランティアがおられます。
ぜひお願いして、一緒に回ってください。絶対に損は無いです。

入口で説明を受けた後、「花道」から中へと入ります。
ちょっと度肝を抜かれるほどの雰囲気でしたね。



ここから「すっぽん」、「かけすじ」、「廻り舞台」、「セリ」などの説明を
受けていくのですが、その前に座敷の構造も。
横桟は1本おきに幅広で、この上を歩いて中ほどの升席に行きます。
縦桟は取り外し可能で、昔は1升に4人で問題なかったのですが
現在は体格が良くなってきたので、2升に5人となっています。



そして「金丸座」にしかない装置が「空井戸」。
奈落とつながっていて、瞬時に出たり入ったりできる仕掛けです。
また後の人も見やすいように、桟敷全体が傾斜しているのが分かるでしょうか?



さらに舞台だけでなく会場全体に「花吹雪」を散らせるように
格子組の「ぶどう棚」なども聞かなければ分からないことだらけでした。



さあ、「奈落」へ行きましょう。まずは「廻り舞台」の仕組みから。





たった4人で回せるそうです。
滑らないように円形上に石が埋めてあるのが知恵ですね。
その後も地下ツアーでは色々と楽しめました。





歌舞伎に興味が無くても、楽しめますよ。


それでは番外編です。皇太子ご夫妻が訪問された時に
お立ちになった席がこちら。他より明らかに横幅が広いです。
この位置にあるのも理由があるのですが、それはぜひボランティアさんから。
右手の「金比羅大芝居」の額の下になります。



ここで雅子様がお手を振りになったということで、管理人も・・・・



おまけで「歌舞伎」と聞いてのイメージポーズは・・・



大変失礼いたしました。


ゆっくり説明を聞くと1時間くらいは必要です。
ただ少人数でも対応いただけますし
入場料500円で考えると超お得と言わざるを得ません。写真も撮り放題です。