皆既月食

2022年11月8日。
久しぶりの皆既月食がありました。


前回の「ほぼ皆既月食」では、インターバル撮影からの合成写真に
挑戦したのですが、出来栄えとしては今一つでした。
今回はちゃんと練習と準備をして再チャレンジです。

5日前からスタート。この日は抜群の快晴だったので
ピント調整から確認です。



2日前、月が昇って来る位置の再確認です。



前日。ほぼ満月になってきましたので
露出とシャッタースピードのチェックを。



三脚やバッテリー充電、インターバル設定も万全です。
後は晴れてくれるのを祈るのみ。


当日、会社から急いで帰宅。
準備は済んでいますので焦ることはありません。
待つこと少しで、山から月が顔を出しました。



月食開始10分前。望遠レンズでの最後の撮影です。



レンズを広角に取り換えてセット完了。インターバルタイムは5分。
今回は絞りとISOは固定で、都度シャッタースピードを変更する作戦です。
Fは8.0、ISOは400。シャッタースピードは左下が1/500秒。
だんだん遅くして影が75%位になった時に1/60秒。
ここで影の部分が撮影できるように、1秒解放としました。
それを比較明合成した写真がこのようになります。




大満足の写真となりました。
今回は食の時間が長いので途中で望遠レンズに再度取り換えて
赤い月も撮影。できれば天王星も撮りたいなと思っていたのですが
思ったよりはっきりと映っていました。
まずは肉眼で見たくらいの明るさで。



カメラのモニターでは気づかなかったのですが
左下に天王星が写っていました。
露出を開けて明るめの写真では、なんとなく青っぽい雰囲気も
感じられるくらいの出来栄えです。



天王星食は無理でした・・・・。


とても満足したので、次回は城の天守とか展望台などに被せた
「異常に大きく見える撮影方法」に挑戦してみたいですね。