追悼 富永一郎氏

2021年5月5日に享年96歳でお亡くなりになりました。
お隣の旧川上町の名誉町民であり、「吉備川上ふれあい漫画美術館」の名誉館長でもあります。


富永一郎氏と聞けば、多くの方は「お笑いマンガ道場」をイメージされるのでは?
管理人のブログでもちょくちょく登場する『おまけコーナー』は
番組の名物でもあった「だん吉・なお美のおまけコーナー」を真似した物です。

本当は親友であった故:鈴木義司氏とのやり取りは名人芸でしたね。
天国で鈴木氏や川島なお美さんとお会いできたでしょうか。
司会者であった「木へんにホワイト・柏村武昭」さんにはお会いした事があり
実は身長185cm位の大男であったことが思い出されます。


では名誉館長を務められていた「吉備川上ふれあい漫画美術館」を紹介しましょう。
建物はアンモナイトをイメージしたデザイン。
富永一郎氏の原画約100点を所蔵され、そのうち約50点は常設展示です。
また漫画の蔵書は約12万冊でそのうち6万冊は自由に読めるようになっています。



顔出しパネルも漫画の一場面のように。




館内は撮影不可ですが、玄関入口周辺には富永一郎氏の作品「山里の春」をもとに
岐阜県多治見市の陶芸職人が絵付けして焼き上げた陶板壁画作品があります。



ドアの向こうにも・・・・




さらに建物周辺には色々な作家の陶板作品が埋め込まれていますのでお見逃しなく。




管理人がもう一つご紹介したいのは、美術館を出て国道313号を高梁方面へ。
最初のトンネルである「宮山トンネル」の壁面にあるイラストです。
美術館から県道までの間に「おもてなしアーチ」もありますので気は抜けません。






ご覧の通り色褪せて来ています。ここは管理人の技術で彩色しましょう。



ご冥福をお祈り申し上げます。


富永氏の作品には「下ネタ」も多く苦情も結構あったとか。
それでも感受性豊かな作風の印象が包み込んでいますね。
この次のブログは「下ネタ」つながりで、公開をためらっていたネタをブッ込みましょう。