木野山神社 奥宮

コロナも治まったかと思えば繰り返しの波となり
なかなか「全面解除・無罪放免」とはなりません。
そこで古来から「疫病退散に霊験あらたか」な神社に行って見ました。


まずは説明文から。



少し補足説明です。

明治10年前後に岡山県でコレラ(当時の表記は『虎列刺』)病が猛威を振るいました。
元々この神社の末社は狼をお祀りしていたので
「狼は『虎』より強い!」という噂が流布されて参拝者は数知れず。
ご分霊の請待も相次いで、中四国だけで2000を超える分社が出来ました。
令和の疫病にも霊験を求めて、最近お参りする人が増えているようです。
現在の神社は、下の地図にありますように高梁市のJR木野山駅前。
国道180号線と313号線が分かれる辺りにあります(黄色矢印)。



「里宮」と表記されていますが、元々山頂にあった御神体が下に降りられて
神事全般がこちらで執り行われています。
宮司さんもこちらにおられますし御朱印やお守りなども・・・。

この度管理人は、ピンク矢印の『木野山神社 奥宮』の方にお参りいたしました。
その理由は、奥宮には「狛犬」ならぬ「狛狼」様がいらっしゃるから。
では参道よりお参りです。







拝殿と本殿、両脇にお目当ての「末社」です。



実は境内は結構広いです。地図を見返していただければ
北から道が続いているのが分かると思います。
4輪車走行可能な100%舗装道路がありますが
ボディに「髪の毛ほどの引っ掻き傷も嫌!」という方は止めた方がよろしいかと。



拝殿の扉は開いておりましたので、中に入らせていただいてお参りしましたよ。





背筋が伸びるとはこの雰囲気。


では「狛狼」さまを。最初は末社前のお姿を。



最初に本殿に向かって右側、次に左です。






次は神社本来の「狛犬」さまと。
同じく本殿に向かって最初が右側、次が左です。





我々の脳裏にある「これこそ狼」というお姿ではありませんでした。


岡山県でコレラ(虎列刺)が大流行した時には、疫病退散祈願の参拝者が神社に殺到して、
二次感染を恐れた岡山県が「お参り禁止」の布告を出したとか。
「密」を避けるのは、今も昔も同じということでしょうかねえ!?