育霊神社

新見市哲西町にあります。
オカルト系のみならず、歴史好きの人にもかなり有名な神社です。
以前には元「嵐」の大野さんと二宮さんも取材されているそうです。

所在地は簡単に検索できますのでお調べください。
近くまで来れば、結構な頻度で道案内が出ています、心配無用。



参道前の雰囲気です。



拝殿前に到着。猫の置物もお出迎えです。
この「猫」には深い理由と歴史がありますので
長文ですが我慢してお読みください、興味深いかも・・・・・。






昔、育霊神社本殿には斉藤尾張守影宗が治める城があった
しかし統治も長くは続かず敵勢により落城を余儀なくされた
その時影宗の娘「依玉姫と姫が可愛がっていた猫」は何とか逃げ延び、近くの祠に隠れた
姫がお腹を空かしていると考えた猫は姫を助けるため、
里に下り村人から握り飯を貰って、ふたたび姫の隠れる祠へ向かった
すると途中で敵勢に見つかったと気付いた猫は、姫を守るため直接祠へは戻らず敵兵をまこうと考えた
しかし猫がだましていると気付いた敵兵はその場で猫を突き殺してしまう
翌日、山道で死んでいる猫を見つけた姫は悲しみのあまり自害を遂げる
それを聞いた父影宗は怒り狂い姫と猫の祠を建て、その前で敵兵を呪った
すると猫を殺した敵兵が次々と狂い死にしたと云う
それ以来、育霊神社では呪いが成就すると云われ、呪いを行う人が後を絶たない


「藁人形の呪い」 丑の刻参り
草木も眠る丑三つ時、全身に白装束をまとい、呪いたい相手を藁人形に見立て、
誰にも見られないように五寸釘を打ち込み相手を呪い殺すと云う日本古来の儀式
その歴史は古く奈良時代に実際に使用された呪いの人形が現存している
木片には相手に見立てた顔が描かれ、心臓部には釘らしきものが打ち込まれている

・育霊神社の奥の院
本殿祭壇には猫の絵、そして猫の像がある
・猫の祠
猫を可愛がっていた依玉姫を祀っている

本日紹介している拝殿は
呪われた人、呪った人を救う「呪い払いの神社」です。


今回はふもとにある拝殿のみ。
奥の院には訪れていません、と言うより「行きたくは無い」
お遊びで行く所ではありませんのでご了承ください。

一応はふもとの拝殿(星印)と、奥の院(右手の頂上にある鳥居マーク)を。



地理院地図で「猫山」と出てくると、史実と現実が重なります。
参拝ご希望の方に参道入口まではご紹介いたします。
Google-streetviewを見ていただくと、社務所の右手から登ったけど行き止まりの道が。
その終点にあるお宅の脇が参道入口です。
右上に鳥居が見えますが、ここが奥の院ではなく更に30分近く登るようですよ。




では拝殿の写真を。







手を合わせた後、早々にお暇致しました。


人を呪わば穴二つ
何も無いことを幸せと思えますように。