穴門山神社(川上町)

「あなとやまじんじゃ」と読みます。
社格も高く古書にも登場するほどの権威と歴史のある神社です。


先に神社の説明文から紹介しましょう。汚れて読みにくいですがご容赦。



この格式高い神社に参拝するきっかけになったのは案外にも『Google』。
皆さんの所にはGoogleから「Timeline」と呼ばれる一か月の行動パターンは届きますか?
主な訪問先や移動ルートをまとめて「Gmail」で送ってきます。
3月の連絡ではこのような連絡が・・・(不要不急の外出を止めればこんなもん?)



矢掛町も笠岡市も紹介写真はすぐに分かります。でも井原は?
どこかの神社でしょうが、管理人でもすぐに思いつきません。
拡大して見ても



山肌に建立されているようですが、手掛かりとなるようなものはありません。
唯一言えるのは、Timelineの写真はGooglemapに登録されていること。
そこから検索してたどり着いた次第です。


では道案内です。最初のチェックポイントは「弥高山」。
そこから西に進み「井原市の東三原郵便局」近くを北に曲がります(看板アリ)。
なぜわざわざ「井原市」といれたかと言うと、この交差点を曲がったところからは
『高梁市川上町高山市』になりますので、井原市ではないのです。
それはさておき、交差点を曲がってから300m位で大鳥居をくぐります。



この鳥居を超えると雰囲気が一変します。少し先に「須佐男神社」がありますが
Uターンするならここが最後のチャンス。これを過ぎると2Km弱すれ違いさえ出来ない道になります。



ここから先はとにかく下ります。谷底まで降りるのかと言う雰囲気。
アスファルト道ですが苔の轍ができていますので、慎重にお願いします。
この風景にたどり着いたら到着です。参拝者はここに駐車OKです。



道は二手に分かれています。正式には直進50mで神門からでしょうが・・・



小さな谷川を渡り石段を上る所が通行止めになっています。
また神門もかなり老朽化しているようで立ち入り禁止です。



本来ですとここを通り手水で清めてから参道を上り
御神木と見事な石積みを見上げながら登っていきます。
境内を清掃しておられた方に聞くと、この石積みには「ユキノシタ」が群生しており
5月には真っ白な花で埋め尽くされるということ。その時はカメラマンも多いようです。



駐車場の写真に戻ってください。直進では参拝できませんので左手の坂を上ることになります。
登った先の風景がここ。神門からの石段は右下から上がって来るようになります。



お勧めはしませんが、軽自動車ならここまで登れます。


ではお参りしましょう。山門をくぐります。



境内に入ると年季の入った拝殿と裏手にそびえ立つ石灰石の壁!!



ちゃんとお参りしてから今日の課題。Timelineの写真検証です。間違いありません。



《結論》Timelineの「井原市の写真」は実は『高梁市川上町高山市』でした。


それはさておき、境内には色々と神々しい佇まいが。
拝殿につながる連絡通路。裏手の垂直な白い石灰石の壁。



連絡通路の下をくぐると境内社と本殿。



本殿の「懸魚」辺りの作りが非常に貴重ということと、おなじみの「猪目」です。



彫刻もユーモラスと言えば良いのか頑張っていると言うか・・・・




そして拝殿左手の連絡通路をくぐると「御神窟」に行けます。



奥行き100mあるという洞窟内の御祭神ですが、一般人は立ち入り禁止です。



洞窟内から流れ出る清水は「名水」でもあるようです。



日本の神話の世界が広がっています。


「ポツンと一軒家」ならぬ「ポツンと神社」で、近くに氏子の家も見えません。
それなのに平日午前中の訪問にもかかわらず、2名の方が掃除されていました。
愛され信仰されるということは、こういうことなのでしょうか。