至孝滝

勝山から湯原に向かう313号線の東側にあります。
入り口の橋の名前は、文字通り「至孝滝橋」です。


313号線から至孝滝橋を渡りおよそ200m。
小さい3差路ですが左向きに、これまた文字通り「林道 至孝滝線」へ曲がります。
1kmほど走ると突然広場が現れます。



何故こんな立派な物がこんな処に?
ヒントは航空写真から。



写真の左下、白い所が上の写真のアスファルトです。
写真上部には白いラインが横切っています。
そうです『架空送電線』の雄姿です。
この辺りにはダムが多くありますので、当然水力発電所もあります。
その電力を都会に送電するために立派な送電線が必要なことは明白。
結論としては架空送電線を建設するために
資材の備蓄や運搬のための「ヘリポート」だったと考えるのが妥当でしょう。
その裏付けとして、遊歩道のわきには「鉄塔整備案内標識」があります。



ヘリポートを出て間もなく、滝見道に到着です。
写真の沢沿いに遊歩道らしき踏み跡が確認できますが
更に右側にある「鉄塔補修道」を選択していただけると
半分くらいの行程が、倒木越えや沢渡りをパスして快適に近道できます。



途中何度か沢渡りが必須ですので
最低でも長靴。できればスパイク底かフェルト底をお勧めいたします。







管理人の足でちょうど20分。
鳥居が見えると到着です。



期待は高まりますねえ。




今回はあまり説明や感想もなく
見たままの風景で。







実に見事な御姿でした。
途中チョット挫けそうになったのですが
我慢した甲斐があったというものです。


観光地ではなく地元の信仰の対象です。
名前の由来が大いなる親孝行を意味する「至孝」ですから。