小野小町のお墓

Wikipediaより。
詳しい系譜は不明である。絶世の美女として七小町など数々の逸話があり
後世に能や浄瑠璃などの題材としても使われている。
「クレオパトラ」「楊貴妃」と共に『世界三大美女』の一人に数えられている。


生誕の地は秋田県湯沢市小野という説の他に多くの説があり
同様に墓も全国に点在しています。
同じくWikipediaによると
秋田県湯沢市
京都府京丹後市
鳥取県伯耆町
の他に宮城県、福島県、山形県、栃木県、茨城県、神奈川県
愛知県、滋賀県、和歌山県、山口県に伝承されています。
その中に岡山県総社市清音黒田にも墓が残っており、小町が
『四方の峰 流れ落ちくる 五月雨の 黒田の蛭 祈りますらん』
と詠んで、当地の蛭は吸い付かなくなったという
蛭封じの歌が伝えられています。

では現地です。目印は総社市消防団清音第2分団第1部消防機庫。
更に大まかには山陽新幹線・高梁川鉄橋も見ることができます。





ではここからは管理人の独自取材ネタです。
上の写真で背景の山の中腹あたりに印を入れました。
その昔は小学校の学区が「清音地区」であったので
このあたりの山中に山道がありました。
その山道の途中に元々は「小町の墓と小町池と呼ばれる小さな池」があったのですが
学区変更でこの山道の重要性が失われたころに
麓にお墓ごと降りて来ていただいたということです。


消防機庫の横に、おしゃれな案内石柱が立っていますのでお見逃し無く。



指さす方向に100mほど進めば到着ですが、もう一つヒントを。



看板の矢印をどの様に感じるかなのですが、赤方向の方が道は開けています。
でもその先には「地区住民のお墓」しかありません。
下の写真で看板側から見て、雑草と小枝に防御された薄暗い方向へ。



10mほど進めばこの風景に出会えるでしょう。



ここで第2の情報です。
2020年は9月22日ということですから「秋分の日」。
今でも小町供養祭が開催されています。
その前段として8月の第1日曜日に地区民総出で墓周辺を掃除するということですので
この後の写真を含めて『1年で一番荒れた状況』を管理人は訪問したという訳です。


建屋周辺は倒木等で少し悲惨な状況です。





そしていよいよお墓へ。分かり難いですが『小町堂』の裏手に「えっ?」





拡大すると、確かに文字は刻まれていますが、お参りし難い・・・・・



これから秋に向けてお勧めですよ。


観光地ではありませんので駐車場などはありませんが
「世界3大美女」にあやかりたい方は、是非訪れて見られては!?