天領 上下町

現在は府中市の一部ですが、もともとは天領・上下町です。
3月は白壁通り全域で「ひな祭り」が開催されて、『扇座』も一般公開中と期待していたのですが
新型コロナウイルスの影響で、いろいろと自粛中でした。


府中市から福塩線沿いに北上すると、上下町に着きます。
大きな町では無いですが、元天領としての見事な白壁通りが現存しています。



現在の商店街を中心に白壁の町並みが残っています。
散策のベースキャンプは商工会館。
旧館は「郡役所」で、国登録有形文化財に指定されています。



観光客は2時間で100円という超お手軽価格で駐車できるのですが
ちょっとだけアドバイスを。
写真の左端にある建物のカウンターに料金徴収用の無人手続きがあります。
管理人は無駄に知識があったばっかりに、料金投入口に
現金100円を投入しましたが、その後気づきました。
カウンター右端に封筒とペンがあります。
封筒には入庫時間と車のナンバーを書く欄があり
そこに記入して『封筒に100円投入した物』を入れてください。
2時間毎に車両チェックがあるようです。

では気を取り直して町の紹介を始めます。
定番の「上下キリスト教会」様から「旧警察署」に至る街並みです。











そんな中でもほとんどのご家庭に飾られている「ひな人形」は見事でした。



一見の価値は十二分にありますよ。


今回の管理人最大の目的は、「扇座」の一般公開だったのですが
前述のように中止になっておりました。
あきらめきれずに現地まで行ったところ、奇跡が・・・。





見ての通り入り口が開いております。
ちょうど工事業者様がおられましたので、1歩だけ内部に入れていただきました。



これが歴史と伝統の重みです。


本来の目的は「扇座」だったのですが
道沿いに飾られている個人宅のひな人形の見事な事この上なし。
来年の再訪を心に誓う管理人でした。