磐台寺観音堂
(阿伏兎観音)


沼隈町能登原にある、臨済宗妙心寺派の寺院です。
その歴史は古く、992年に花山法皇により石造十一面観音像を本尊に祀る。
源平合戦で被害を受け荒廃するも、1570年に毛利輝元が再建。
現在は国の重要文化財に指定されています。


では行きましょう。駐車場は『あぶと本館』様の斜め前。4〜5台可能です。


駐車場横の案内板で予備知識。
ここの風景は瀬戸内海有数の美しさと言われ
歌川広重の浮世絵や川瀬巴水の風景版画、志賀直哉の「暗夜行路」にも登場します。



海岸沿いのコンクリート道を歩くこと数分、あっという間に到着です。

拝観料はお安く『100円』です。



では境内に。入ってすぐの県重要文化財である『客殿』の横から参拝できます。



石段はこんな感じです。



途中は省いて、いきなり到着。このまま海に飛び込めそうです。



ご利益は「海難除け」、「安産・子育て」。特に乳房の形をした絵馬を奉納するのが習わしです。




さてここまで堂の姿を紹介していませんでした。
全景を見るには少し離れた石塔の場所がお勧め!!

そうです、断崖絶壁の上に建立されています。
この岩肌と朱塗りのお堂のコントラストが、見る者を魅了して止みません。


では対岸の田島からの写真もご紹介しましょう。
まずは寺の全景。



そして観音堂と石塔です。


船に乗れば更なる絶景と言われています。



帰り道。「また来いよ」と聞こえました。




実はこの観音堂の少し奥が、チヌ(クロダイ)の好ポイントです。
100円収めて釣り人が中に入っていくという奇妙な光景も
管理人は昔経験あります。