ミステリー遊歩道

推理小説好きなら、必ずや読んだであろう「金田一耕助シリーズ」
多くの事件は岡山を舞台に、怪奇な運命に翻弄されていきます。
岡山が舞台になっている大きな理由が、戦時中に真備町に疎開していたことによりますが
その疎開先は現存しており、金田一ファンのための遊歩道のコースになっています。


遊歩道の名前は二つあるようで
『巡・金田一耕助の小径』、もしくは『ミステリー遊歩道』です。
境港にあるような「キャラクター銅像」がありますので
管理人的には「ミステリー遊歩道」がお気に入りです。

スタート・ゴールは井原鉄道の川辺宿と清音駅。
今回のご紹介は、川辺宿駅からのルートです。
駅を降りてそのまま北に歩くと、ドラッグストア「ザグザグ」があります。
その交差点に最初のキャラクター「獄門島・巴御寮人」さんがいらっしゃいます。


お姿は見目麗しく・・・


その視線の先。交差点を渡って右折し山陽マルナカ様を過ぎると
旧国道沿いに「八つ墓村・森美也子」先生が。


鼻筋の通った凛々しい顔つきですね。


そのまま先生が指さす用水路沿いに進みます。
ほどなく田んぼの真ん中に大きな柳の木が見えてきます。
「獄門島・了然和尚」が怪しげな風貌でお出迎え。


事件の予感がプンプンする表情です。


ここから少し住宅街の中を歩き、目指すは


続く・・・・・

「大池ふるさと公園」と「ふるさと歴史館」は同じ敷地内にあります。
今回管理人は「ふるさと歴史館」様の駐車場を借用しております(ここはトイレあり)。


ここは中心ですから、やはり主人公の「金田一耕助」様が鎮座されています。

表情は事件が解決した後のように感じますが、皆さんいかがでしょう?

その裏には大池があり、横溝正史自身が良くアイディアを練りに来たという
弁天島が浮かんでいます。


その弁天島を望む対岸に、シルエットでも分かる人気キャラクターです。


そうです。「悪魔の手毬唄・おりん」様です。

写真の色が薄くなりましたが、このくらいしないと
「おりん」様はお顔を見せていただけません。

そこから東に歩みますと、八つ墓村に登場する「濃茶の尼」の
原点となる「濃茶のばあさん」の祠があります。
ここまで来ると疎開先の屋敷が見えてきます。


全景です。


外門には


玄関には



そしてこの庭にこそ、作者である横溝正史先生がおられます。

なかなかのイケメンです。


毎年秋頃に「1000人の金田一耕助」と銘打ってファンミーティングが開催されます。
コスプレ風のなりきり衣装の参加者の皆様に敬意を表します。