夏休みの自由研究
小田川の源流を探れ!!


管理人のブログによく登場する小田川。
桜堤でもあり渓流美であり野鳥の楽園です。
でもその源流は?


今の世の中、ネット検索でほとんどの疑問は解決します。
日本中の河川を紹介しているページで、おおよその回答は出ました。
まずは全体の様子。神石高原町に源があるようです。


拡大図です。

小田川水系だけで無く、最終的には小田川と合流する成羽川水系や
福山市に流れる芦田川水系などの密集地でした。
続けてはYAHOO地図の写真を利用して事前調査です。

A地点が正式の源流のように表記されていますが、写真で見ると

水路らしきものが確認できます。要調査対象ですね。

B地点は池が確認できますので、これが源と勝手に認定です。


そしてC地点。公式地図の上流にも水路らしき物が確認できます。

特に赤い矢印方向はさらに山の中へと続いています。
下の写真で黄色の四角が上の写真区域。
赤い丸部分に向けて国土地理院の地図では標高が上がります。


地理院地図です。

ここまでの予備知識を得ましたので、あとは現地調査です。
調査に夏を選んだのにも理由があります。
ほとんど雨が降らないこの時期でも「水」の流れを確認できれば
そこが源流にふさわしいのではないかと・・・・・


現地です。県道417号と27号の合流地点。
橋の欄干に「おだがわ」と表記されていますが、これが最も上流地点でした。

下の川(?)はこんな様子。幅2m弱くらいです。


そこから公式地図上の終点へ。幅も1m以下になってきました。


では写真で見つけた水路の終点に。確かに「溝」と言われれば・・・・


ここから右に目をやると、田んぼが確認できます。
田んぼがあるということは「水」があるということです。
白矢印が上の写真終点部。赤い丸部付近にも行って見ました。



十分な水量があります。ただここから上は田んぼのあぜ道になりますので
個人の権限ではご遠慮いたしました。


少し下流に戻ります。最初の地図にありました「C方向」への分岐点です。

中央の流れが「A方向」で、右の水路が「C方向」です。
看板が微妙に塗りつぶされて、小田(川)の川が無いのですが
看板の向き的には「A方向」が主流なのでしょう。


では「A地点」同様に、公式地図上の「C地点」終点です。


そこから振り返ると。まだまだ水路は続きます。


そして航空写真で確認した『赤矢印』地点。間違いなく水が流れています。



では山の中へ。昼なお暗い谷間です。


十分な水量です。


更に登っていくと、最高点の少し手前で広い場所に出ます。
雰囲気的には「湿原」のにおいがします。
この入り口付近まで「水」の存在が確認できました。


最後の水流。



と言う調査の結果、管理人的にはこの地点を「源流」と勝手に認定いたします。



源流には、何らかの規定もあるのでしょうが
「溝」よりは「湧き水」の方がふさわしい気もします。