鉄道総合研究所

日本の鉄道技術の発展に、この施設は大いに貢献してきました。
ここ米原では「風洞実験室」で、空気抵抗の試験をするらしいです。


まずは新幹線のホームより。
雨模様ではありますが、案外に線路は平面でないことに驚かされます。


さてこの駅は? 東海道新幹線のマイナーな駅です。


この駅の東口を出て右手に進みますと、鉄道総合研究所があります。

写真左手から、レーシングカーの「童夢」、鉄道総合研究所、ヤンマー中央研究所、エレベータのフジテックです。
少しだけ「新幹線」のシルエットが確認できます。

徒歩3分くらいでしょうか?見慣れたようで見慣れない車体がこれです。

誰が何と言おうと「新幹線」なのですが、何かがちょっと違う雰囲気です。
ただし近づいても特別なイベントに日以外は『金網越し』の観覧となります。


この年になっても、ワクワクドキドキは止まりません。

では車両の紹介です。
文章は「産経新聞・WEST』様より借用いたします。

米原駅側から 日本最速を誇る「300X」

 平成7年に完成した「300X」は、翌8年に443キロの最高時速を計測。
現在でもリニアモーターカーを除く国内鉄道車両の最速を誇っている。

 当時のJR東海の主力車両だった「300系」より1両当たりのモーター出力を1・6倍に引き上げ、
騒音を減らすための技術も組み込まれている。
水鳥のくちばしをイメージした先頭車両は、騒音の原因となる空気抵抗を減らせるデザインという。




東北新幹線に脈々と受け継がれる「STAR21」

 ライトグリーンの装いで、先頭部が平面的な造形が印象的な「STAR21」。
「21世紀の素晴らしい電車」という意味が込められ
、超軽量合金「ジュラルミン」を国内初の鉄道車両の素材に採用するなど、
航空技術を取り入れたのが最大の特徴だ。
JR東は当時の主力車両だった「200系」より車両の高さや幅をコンパクトにして、
規格面からも徹底した軽量化を進め、高速化に伴う騒音対策も図った




「WIN350」は、500系の原型

 JR西が平成4(1992)年に製造した「WIN350」は、
薄紫色とグレーのツートンカラーに中央にブルーのラインが走っているのが特徴だ。
西日本の「West」と革新を意味する「INovation」の頭文字を合わせ、
最高時速350キロを目標にしていたことからこの愛称が命名された。

 実際に、その年に時速350.4キロを計測し、新幹線最高速度の日本記録を塗り替えた。



進化の歴史そのものです。

この日は雨模様で、見渡しても管理人一人だけでした。
ただ写真的には無駄な影もできず良い感じです。
すぐ後ろを走り抜けるN700A型も、原点はここに有るのですね。