岩屋観音院

よく通る道すがらに、気になる看板を見たことはありませんか?
今回は、そんなキッカケがスタートでした。


まずは看板です。地元民が抜け道に使う「井原鉄道の高架下」です。


山を見上げると、何やら人工的な建造物が確認できます。


ではスタートです。駐車場は井原鉄道・出部駅をお借りしました。
この写真は山頂からの撮影になります。


とは言っても、どこから登るのか見当もつきません。
ちょうどお会いした地元の年配者に、お聞きしました。

駅裏に公園があります。その右手の竹藪の横手を登るのが正式ルートです。
ただ現在は「御本尊は下界に降りられている」ということで
黄色矢印のところに鎮座されています。では先にご紹介を。

『岩屋山十一面観世音菩薩』 通称「子安観音」様です。



では山道を登りましょう。道すがらには多くの石仏が見受けられます。


最初にお参りできるのは、社務所と言いますか「本堂」でしょうか?
山の写真「青色の矢印」です。


ただし内部は荒れ放題です。仏像も悲しまれていなければ良いのですが。

さらに大きく。


その正面と裏手にも





続いては「桃色の矢印」に行って見ましょう。
ここは大きな岩壁があり、小さな隙間には石仏も鎮座されています。





いよいよ最後、「黄色の矢印」にお参りしましょう。
偶然の逆光ですが、かえって神々しく思えます。
ここのご本尊様は、かなりの高さの岩の上にいらっしゃいますが
ご紹介の方法が分かりません。お姿をご覧ください。




そしてこの祠の最大の特徴は、振り返った時に気付きます。
まず足元は・・・・・・

下の影は管理人です。大袈裟ですが「ほぼ垂直」です。
高所恐怖症の方は、地獄かも?!

そのまま正面を見ますと、地元の「ふるさと創生1億円」の名残。
わくわくドラゴンハウスが見えます。


そしてそして最後の絶景。町の中心部が、障害物無しで見渡せます。

いかがでしょう?井原鉄道をアクセントに
歴城荘から市役所・興譲館を経てアクティブライフまで
手前の染色工場からブドウの里も色を添えます。


最初に道をお聞きした地元の方も
そういえば最近登っていないなあ・・と申されていました。
歴史的背景はわかりませんが、ご利益は間違いなくありそうです。