岩屋権現(岩穴宮)

紹介は、福山市ホームページより。
"岩屋権現"は地殻変動によってできた石灰岩巨大礫の洞穴で、内部には古代信仰のなごりを残す祠が祭られています。
落差30mはあろうかと思われる巨大な岩の下にぽっかり開いた洞窟の奥からは湧き水が流れ、
自然の造形のスケールの大きさと、広大な時の流れを感じさせます。この巨大礫は広島県の天然記念物に指定されます。


場所は福山市山野町。龍頭渓入口より県道104号を
南西方向に少し走ったところにあります。
案内看板が出ていますのでその通りに進めば到着しますが
最初に重要な告知をしておきましょう。


この看板に偽りはないのですが、『駐車場』の表現に注意です。

この風景を絶対に記憶してください。ここが『駐車場』です。
右上方向にも道はありますが、決して乗り入れないこと。とんでもない事になりかねませんので。


では、無事に車を止めたと仮定して話を進めましょう。
車を降りると何やら圧倒的な力を感じた気がします。

杉木立の向こうに、既にその姿を見せ始めていますので
少し坂道を歩いて参道入口へと歩を進めましょう。

石段の雰囲気もその向こうにそびえる巨大な物体も
何かを感じさせられざるを得ません。

ここで正式な解説です。


少し高めの石段を、一歩一歩登ります。
だんだんと目線が開けるとともに、いきなり脅威の光景が。

いかがです? 昔の人が信仰の対象としたことは
容易に理解できる荘厳さと言えるのではないでしょうか?

少し離れての全景です。石灰岩の大きさに圧倒されます。


一応、落石注意の看板は出ておりますが、中に入ることも可能です。

これが『岩屋権現』様の祠です。
思わず手を合わせたくなりますね。

そして最深部からは、湧き水が流れ出ています。
ここが信仰の対象になったのも頷けます。


この岩自体が石灰石ですので、写真中央部などは
鍾乳洞の趣が出てきています。


おまけコーナー
帰り道で久しぶりに天神峡を通りかかりました。
ちょうど「初詣ののぼり」が出ていましたので
ちょっと寄り道です。

場所は天神峡・紅葉橋のすぐ横。赤いトラックの走る県道側です。


二つの神社が隣接しています。
向かって右側は「黒丸宮」、左側が「天満宮」です。






この二つの神社から一文字ずついただいて
『黒天太鼓』を名乗っておりましたのも、今となっては思い出です。