釣り竿置き場

最近はメバル釣りが多かったのですが
今年から投げ釣りにも再度力を入れようということで
小遣いをやりくりして、タックルの方を買い揃えております。
投げ釣りとなると、持っていく道具も増えるので
愛車タント君にロッドホルダー(兼、物置)を自作しました。

今回のアイテムは「矢崎化工」さんのイレクター。
初めての使用ですが、まあ何とかなるでしょう。

今回紹介する「タント」は
平成17年製のX-Limitedです。
他グレードにつきましては責任持ちかねます。
取り付けの方法は、アシストグリップを取り外して
その穴を利用するもの。
ご参考までにアシストグリップの外し方を
紹介しましょう。

最初に写真の矢印位置からマイナスドライバーを
差し込んで、カバーをはずします。
カバーを外すと、写真のようになります。
矢印の位置に金具の先端が見えますので
上下に挟み込むとグリップ全体が外せます。
アシストグリップを取り外した後には
こんな穴が現れます。
ただし、もともとグリップが取り付いていた3ヶ所と
運転席では、穴の大きさが違います。
私はあまり気になりませんでしたが
使用するアイテムによっては、面倒なことにも
なりかねませんので、注意が必要です。

ダイハツさんもあこぎな真似を・・・・・・。
次の段取りとして、若干の金属加工が必要となります。
慣れていない方は、友人等に相談してください。

使用するのはメタルジョイントの「HJ-1」です。
そのまま使用したかったのですが、若干の問題がありましたので
改造が必要となりました。
写真の上が、改造前のHJ-1で、下が改造後です。
改造の内容は2分割できる金具の片側は約20ミリ切断します。
もう片方は同じく20ミリ切断しますが、真ん中部分を15ミリ残して
その真ん中に穴を開けます。
管理人はM6のネジを使用しましたので、φ6.2で開けました。
その後、15〜20度の角度で内側に曲げてください。
この曲げる作業は必須ですので面倒ですが頑張ってください。
金具の加工が終わったら、必ずバリ切の後
塗装をしましょう。
後々、車内で錆が発生してみっともないことにならないように
一手間加えましょう。

ちなみに管理人は切断にはジグソーを使用しました。
遅くなりましたが、作業には結構色々な工具が必要に
なります。
工具をお持ちになっている前提で紹介を進めますので
ご了承ください。
ここで、やはり図面の作成です。
材料の調達はもちろん、組立の順序にも役立ちますので
簡単な手書きでも事前の用意をお勧めします。
今回紹介する取り付け方法での一番の問題は
最前部と最後部では、車内幅が18ミリ違うこと!
そのため横棒は場所によってすべて寸法が変わります。
電卓とにらめっこしながら計算した後は
正確に切断するためにもパイプカッターを使用したほうが
無難です。まあ現物合わせと言う手もありますが。

穴あけ加工をした金具を、先ほどのアシストグリップを
取り外した穴位置に取り付けていきます。
ただしタントのアシストグリップはネジ止めではありません。
穴の中にはめ込んであるだけですので
表からネジ止めをするわけにはいきません。
そこで登場するのが「ターンナット」です。
このネジは裏側に手が届かないところでもボルト止めできる
スグレモノ!!
運がよければ近くのホームセンターで手に入ります。
メーカーでも通信販売していますので、ぜひググって下さい。
ターンナットには「十字穴のボルト」が付属しておりますが
管理人は確実に締め付けるために「六角キャップスクリュー」に
交換しました。

車の片側に4箇所金具を取り付けます。
強度的には2箇所でも行けそうですが、穴が見えるのが
みっともないので、全部の穴に取り付けました。

この時点では本締めしないで下さい。
この後、ベースとなるパイプ位置の確認がありますので
微調整出来るように少し緩めておくのがコツです。
すべての基礎となるパイプを取り付けた状態です。
今回はφ28ミリのベージュを使用しました。
長さは1500ミリをそのまま使用しています。
メーカーでは600ミリから300ミリ刻みで各種用意されて
いますので、お好みの長さでどうぞ。

すべてを締め付ける前に、当然ですが左右の位置(長さ)は
正確に合わせましょう。
前に書いた「金具の曲げ」について説明します。
アシストグリップを取り外した壁面は、少し傾いています。
そのままの位置にHJ-1を取り付けますと
センターピラーに干渉して(矢印位置)、うまく取り付きません。
その対策として、金具の取り付け部を少し曲げて
パイプ位置を少し車内側に移動させる必要があります。

もし曲げるのが困難であれば、ベースのパイプを2分割して
センターピラー部を避ける方法もあるかと思いますが
管理人としては何とも言えません。
ベース部が完成したら、前側から順番に本体部を
組み立てて行きます。
もし何らかのご縁で、このページを参考にされる方が
おられたとしても、人それぞれに要求する構造が違う
でしょうから、組立の順序は参考にはならないと思いますが
パズルを解くように、よく考えてから組み立てて下さい。
使用するジョイントによっては、後からどうしようもない形状も
数多くあります。
管理人も2時間ばかり「ああでもない、こうでもない」と
焼酎片手に考えましたもので・・・・・・・。
半分ほど組み上げました。
当然ですが、後から後から調整が必要になりますので
接着剤はこの時点では使用しないことをお勧めします。
前に書いたように横棒の長さがすべて違いますので
落ち着いて落ち着いて。

管理人は結構体格が良く、同行する釣り仲間にも
管理人以上の大男がいますので、頭上を横切るパイプの位置を
すべての座席に座りながら調整していきます。
まあ、当たったら当たったまでのことですけど。
やはり途中で心配になりましたので
実際にロッドケースを乗せてみました。
写真右側が新しく買った投げ釣り用のロッドケース。
左側がメバルを中心とした磯釣り用のロッドケースです。

う〜〜〜ん、今のところは予定通り?

最後に一番後ろからパイプを組み付けて骨組みの完成です。
ここですべてのジョイント部を接着剤で固定しました。
イレクターシリーズの接着剤は、スポイドで流し込むタイプなので
今回のように天井付近の部品には、かなり苦労します。
シートにこぼれないように、手で雫を受けたこともありました。

今回の設計の特徴は、最後尾の段上げ部分(矢印部分)。
釣り以外での収納性と共に、バックミラーでの後方確認性にも
寄与しています。
しかし本当の狙いは、今年中にエギングデビューを目論んでいる
管理人は、この位置にフックを増設して、エギングロッドの
収納を企んでおります。

今回の改造に至ったすべての元凶は
友人に貰ったカーメイト製のロッドホルダーに
「タントには取り付けないで下さい」と言う注意書きがあったから。
付けれないと言われると付けたくなる天邪鬼ですみません。

ここまでの費用は、約12000円。
これは材料を買うところで大きく変わるかもしれませんのでご参考まで。
この後はネットを使って棚を作りましたが
使用目的によってどんどん変化しますので
ご紹介はここまでとさせていただきます。


ある方より、全景が見たいと言うリクエストをいただきました。
ご期待に応えまして、写真を追加します。


更に追加します。
メバル釣りに行くときの様子です。