旧店舗、入り口引き戸

管理人の実家はその昔商売をしておりましたが
老朽化が激しいので現在解体の見積もり依頼中です。
そんな中、母屋から旧店舗に入る「引き戸」が動かなくなりました。
原因は戸車が腐食によりほぼ完全に破壊し
そこで無理をしたために下レールもコンクリートから浮き上がってしましました。
解体依頼中とはいえこの引き戸側からも出入りしますし
安全の基本「出口は2カ所」の為にも、とりあえず修理です。

目標は手持ちの材料だけで「ケリ」をつけDASH食堂並みに「0円修理」です。
まず動かなくなった引き戸です。


従来通りの引き戸式にすると、戸車の購入とレールの修理が必要になります。
0円の為に代替え案を考えました。

この写真は旧店舗内から。
1枚のドアの向こうが今回壊れた引き戸です。
このドアが使えるのではないかと採寸したところ
高さは+9cm、幅は-4cmだったので、若干手を加えれば使えそうです。

まずはドアを取り外します。50数年たっているのですが案外簡単にネジが緩みました。
そして高さ方向の修正です。

まずは切断。これは問題ありませんが横桟が無くなります。


やはり桟は入れないと強度的に問題ですので
風合いを合わせるべく切断した部分の再利用です。
ということで分解。


幅を合わせるためにカンナ掛け。


そして組み立てていきます。

これでドアの改造は終了。あとは取り付けるだけです。
ただし蝶番は昔の物をそのまま流用しましたが、ネジだけは錆びた上に
頭がマイナスだったので、これだけは交換しました。


最後は割れたガラスの部分に手持ちの塩ビ波板を打ち付け
簡単な「カギ」を自作して、横隙間に廃材を打ち付けて完成です。


目標「0円」だったのですが。木ネジが足りなくなって
総額88円でした。