Woody POST


元々はポストが必要だったわけではありません。
初春に庭の樹木の枝打ちをしたのですが
その時に切断した枝が勿体無いと
ご近所様から奥様が入れ知恵されて
「何か作って利用しろ!!」発想からの
ポスト作りとなりました。

まずはいつもながらの図面引きと材料調達です。





メインの木材は、軽量で加工しやすい
「桐集成材」をチョイス。

耐久性や強度は劣りますが
イメージ的に細かい加工が多そうなので
素人向けということで。


ポストですから投函口と取り出し口を。
糸ノコギリを利用して加工を進めます。

工夫と言えば加工中に集成材が破断しないように
強い材木でサンドイッチにしてから
作業を進めました。




こんな感じで組立開始。

今回の特徴は屋根をシンメトリーにしないで
開口部の方を広めにとって
回覧板を入れやすくしたところ。


側面の板は、屋根の角度を
ビシッ!!!
と合わせたかったので
ねじ止め後に後加工です。




で、こんな形でイメージが具現化。
細かいこだわりで、屋根の端っこを
波状にカットしてみました。

乙女チック ???
今回初めての出来事と言えば
入れ知恵された奥様にも何かしらかの
手伝いをさせようということで
開口部のドアと窓、更に煙突側面に
彫刻をさせてみました。

自称「彫刻刀の魔術師」らしいです・・・・・

皆様のご感想は?




本体部分の組み立て終了です。
今のところイメージ通りです。
全体の組み立てです。
今回は設置場所の移動もあり得るということで
自立式で制作。
ベースは小さめの枕木を新規購入。
柱は室内アンテナを設置した時の残りです。

防腐剤のキシラデコールを2回塗りして
仕上げていきました。




もう一つの工夫は
枕木と柱の固定方法。

ネジ止めしか手は無いのですが
ボルトの頭が接地すると腐食が進みそうでしたので
「凸」形状に2段階に穴加工して
ボルトを内部に隠しました。
奥様の彫刻位置と
郵便マーク、OPEN表示に着色です。

管理人はこういった着色には
100円ショップの「マニキュア」を愛用しています。
強度と密着力があり、しかも細かい刷毛状の
フタも付属していますので
作業効率が上がります。
色が豊富なのもポイント高いです。




本体部分の完成です。

まずまずの出来栄えでは無いでしょうか?



玄関横で塗料の乾燥を行っていると
さっそく市広報が投入されていました。
ポストと気付いていただいたのは自信になったのですが
おそらく担当者の方の指先は
ちょっと茶色く汚れたのでは・・・




ごめんなさい。

これで終わると、何か忘れた気になりませんか?
元々は「枝打ちで残った枝を再利用する」のが目的のはず。
現段階では、まったく枝が出てきません。

最後に現状のポストを取り外して
新作の「Woody POST」を設置するときに
ツリーハウス風のオブジェを追加する!!

これが今回の最大の課題。
では、最終形態です。




いかがでしょうか?

今回は材料費として4,551円。
糸ノコギリが948円掛かりました。

                                             2019年6月29日更新