室内アンテナ

ちょっと事情があって、急遽テレビを設置する事になりました。
ケーブルテレビを引き込む手もあるのですが
それほどチャンネル数が必要な訳でもないので
経費節減でアンテナを取り付けることとしました。

設置予定場所です。
離れのロフト部分です。

ここを選定した理由は・・・・

お分かりいただけますでしょうか?
この窓部分からだけ、地上局の送信塔を
見ることが出来ます。

建物の外側にアンテナを付ければ
何の問題も無いのですが
風にあおられたりネジが緩んだりする不具合発生に
不安があったので、この位置に室内アンテナを
取り付けましょう。

近所のホームセンターで見つけたのは
現品限り50%オフの代物。

展示用だったので説明書や外装箱はもちろん
取り付け金具もこれだけしかありません。
このままの現状渡しでした!!

表側には『見本』のシールがデカデカと。

日本広しといえども、これを実使用している人は
そうはいないでしょう。貴重品です。
どうやって取り付けるか?
割と簡単にアイディアは湧いてきました。
さっそく材料の調達です。

90角のヒノキの柱。これを約1300oで
梁に合わせて斜めに切断します(もちろん手作業)。
それ以外には固定金具と木ネジ少々。
5C同軸ケーブル10メートルと接栓です。

総額9,830円でした。
柱を1本立てました。
直接壁に取り付ける方法を考えたのですが
付属金具に自由度が無かったのと
最大の狙いである「サッシが閉められる事」を
満足させようとすると
この考えしかないとの結論です。
金具を使用して梁と腰板に
柱を固定します。
まあ、金具の選定さえ間違わなければ
根気だけです!!
そしてこちらがアンテナの設置パイプ。
決して緩むことのないように
力いっぱい締めておきました。

実際問題として、この向きしか成立しませんでした。
またさらに贅沢を言うと
もう10センチほどロフト内部側に
持って行きたいのですが
それは物置としての本来の機能を
妨げますので、泣く泣く却下しました。

では試験運用です。
サッシの窓を閉めた状態で確認しましょう。

2メートルのコードですが
NHKのど自慢が綺麗に映りました。
まずは第一段階クリアです。
ここからは技術ではなくて「運」ですかね?
10メートル離れたところで
ちゃんと映るかどうかが今回の最終目的です。

ケーブルは太めの5Cを用意しました。
これで駄目なら『ブースター』を考えなければ・・・
不安を胸にケーブルを仮配線していきます。

目的地の1階です。

予定していた地上波すべてを
受信できました。
とりあえずは目的達成です。
プロに配線してもらえば、何の心配もないのでしょうが
個人の趣味だけでは語り尽くせない「何か」があるのかな?
 
ロフトの手摺部分に、目隠しというほどではないのですが
旧母屋から『欄間』を移設しました。
タンスと共にこの部屋で新たな生活を見守ってもらいましょう。