平成22年2月市議会 一般質問&答弁内容

井原市立高校の今後のあり方について

 市立高校は昭和39年に「働きながら学ぶ学校」として創設され、現在100名の生徒が学んでいます。この4月には丸46年が経過しようとし、校舎は老朽化が著しく進んでいます。

Q.  少子化や県立高校の再編に伴い、市立高校を本市としてどういった位置付けをされているのか、教育的視点からどういった存在と考えておられるのか、また、財政的・人的支援の現状と今後の支援体制についてのお考えをお伺いします。
A.  特色ある学校づくりを目指して、キャリア教育の推進、基礎学力の保証、そして基本的生活習慣の確立を掲げて取り組んでいます。卒業後は、地元の井笠地域を支える一員として活躍していただけることを期待しています。財政的な支援、人的な支援は今後も継続していく必要があると考えており、平成21年度では、岡山県に所属する県費支給の教職員は、昼間部、夜間部の二部制のため、常勤職員、非常勤職員を合わせて27名です。一方、本市に属する市費職員数は7名となっており、人件費を含めた高等学校費の年間予算額は約3,000万円となっています。


Q.  現在の校舎は昭和39年に建てられたものです。その中でも本館と特別教室として使用している南館は、木造でしかも市内の小学校の校舎を解体し、移築したものです。施設整備についても運動場がないため、これまで市の体育館や隣の井原高校南校地、旧精研高校のグラウンドを借りて体育の授業を行っております。
 この問題については以前より建て替え、移転などがたびたび議論されてきましたが、ここまで老朽化した校舎をどうされるのかお伺いします。
A.  現校舎は老朽化の著しい建物で、耐震化を行える施設ではなく現地建て替えは無理との結論に至ったが、来年度岡山県高等学校教育研究協議会が開催され、その協議会の中で、県の積極的なかかわりを期待し、教育機能継続のため努力します。