平成21年9月市議会 一般質問&答弁内容


1.幼児教育を考える就学前教育検討委員会の答申を受けての今後の施策について

 昨年、教育委員会より幼児教育全体についての施策を総合的に進めることが重要である、との観点から井原市就学前教育検討委員会が立ち上げられ諮問されました。それを受け、今年3月答申が出され半年が経ちました。大きく3つの事項が示されています。

Q. 幼稚園・保育園の施設のあり方について
 少子化により幼稚園では小規模化が進み、統廃合の懸念も出てきています。答申では通園区域の見直しについて、幼稚園、小学校、中学校の間で総合的に行うのが望ましい、とあります。このことについてのお考えをお伺いします。
 さらには現有施設を活用することにより、3歳児のみ学区の自由化・定員制の導入の拡大を図るよう答申されています。この点についてのお考えをお伺いします。
 老朽化が進んでいる園舎についての今後の改修計画をお伺いします。
A. 保護者あるいは地域の幼稚園への思い、これを無視しての統廃合はあり得ない。
3歳児についての学区の自由化・定員制の導入拡大は、現時点ではまだ具体的なことは定まっていない。
老朽化した園舎の整備は、耐震化事業が完了する平成24年度以後で検討したい。

Q. 幼児教育・保育の充実について
 3歳児教育について強く推進するよう答申されています。現状では実施されているのは3園のみですが、今後の展望をお伺いします。
 幼稚園給食の実施については現在、可能なところから順次、実施の方向で進められていることとは思いますが進捗状況を具体的にお伺いします。
 特別支援教育について近年、他の自治体もこの問題に積極的に取り組んできているようです。現状と今後の展望についてお伺いします。
A. 3歳児が安全で安心して生活できる環境が整った幼稚園から導入を検討したい。
幼稚園の給食実施の拡大は現在検討を進めている。
特別支援教育は井原市特別支援教育推進協議会を立ち上げ協議をしている。

Q.

子育て支援のあり方について
 家庭・地域・行政でのさまざまな支援のあり方が示されていますが、行政として取り組む姿勢は、まず既成概念にとらわれない発想が大切であり、現実的な取り組みが何より重要であると考えますが、お考えと今後の展望をお伺いします。

A.  子どもたちの健やかな成長を目指し、人と人が温かいつながりの中で、はぐくまれるように、今後の子育て支援の充実に努めてまいりたい。


2.ごみ処理広域化計画の進捗状況について

Q.  19年9月議会で「ごみ問題について」と題して新ごみ処理広域化計画の質問もさせていただき、あれから2年が経過しました。
 本市において家庭ごみの有料化がいよいよ来月より完全実施されます。
 本市のごみ処理広域化にかかる問題に取り組んできた経緯、進捗状況などを具体的にお伺いします。
A.  県が示した新岡山県ごみ処理広域化計画に基づき、井原、笠岡、浅口、里庄、矢掛の枠組みで構成する西部ブロックごみ処理広域化基本計画は平成21年度中の策定に向け、ごみ処理の広域化に向けたスケジュールや統合に向けた可燃ごみ焼却施設と埋立最終処分場の建設年、規模、処理方法等を盛り込むため協議を重ねている。この計画は他の市町と足並みをそろえなければ実現しない問題である。焼却灰の外部処理委託については、井原地区清掃施設組合で議論し決定することとなる。