平成21年11月市議会 一般質問&答弁内容


地域医療改善に向けての対応について


 昨年12月、井原市議会の「地域医療等を考える調査特別委員会」の報告書をまとめ市に提出し、対応策などを示していただきましたが、その後の進捗状況などをお伺いします。


1.休日・夜間診療体制の整備充実について

Q.  医師会をはじめとする関係機関と協議し検討していきたいとのことでした。その後、どのように進んでいるのでしょうかお伺いします。
 具体的な対応として検討会を開催していきたいとのことでしたが、今日までにどのくらい開催され、それぞれどういった内容だったのでしょうかお伺いします。
A.  市民病院の医師は宿直業務を含めオーバーワークであり、この状況下で実施するには非常に厳しいが絶えず問題を解決する姿勢で関係医療機関と協議したい。



2.市民病院の医療体制について

Q. 事業管理者の設置について
 この件については前向きな回答をされており、3月議会では管理者給与の条例改正が行われました。その後どのようになっているのでしょうかお伺いします。
A.  病院事業管理者の適任者については、医療と経営の両方に長けている方がベストであり公募でなく適任者の確保に向けて努力する。

Q. 産科休止への意識調査について
 助産師外来の設置の提案については、現状では困難であるということでした。
この問題が議論された時、市民病院に本当に産科が必要不可欠なものなのかどうなのかといった議論もありました。そこで市民の思いを把握しようということから、本年度より助産師と保健師に各家庭を訪問した際に聞いていただくということでありました。まだ1年は過ぎておりませんが、これまでにどのような意見が集まってきているでしょうかお伺いします。
A.  医療機関までの距離の遠さは不安要素の一つではあるが医療機関の評判や設備、出産方法等も医療機関選定の際に考慮される重要なポイントである。

Q. 市民病院へ院内保育所の設置について
 今議会へも予算計上がされており、年明けには開所されるとのことですが、その詳細をお伺いします。
A.  病院敷地内の研修会議室棟の一階に院内保育所の開設をする。総事業費約1,450万円。収容定員は20人である。



3.医師確保対策について

Q.  一地方自治体だけの努力では限界があるとのことから井原市地域医療問題検討協議会からの提言もあり、国、県へ要望していくとの回答でありました。
 医師確保に向け、本市として来年度予算に反映させる施策と県境を越えた医療連携に対するお考えをお伺いします。
A.  医師確保に向けた新たな予算はないが必要な時期が来れば即対応していく。医療連携は救急業務や患者紹介などで現実に福山に搬送しており現場での対応はできていると考えている。



4.新型インフルエンザ対策について

Q.  今、新型インフルエンザが市内でも蔓延しています。心配されてきたことが現実のものとなったわけですが、現実にその渦中にある市民の声として改めてお伺いします。
 急な発熱、特に夜間などにそういった状態になった場合、どういった対応をすればいいのでしょうかお伺いします。
A.  市民病院では、急な発熱などは当直看護師が電話での対応をし、内科医師が診ている。担当医がいない場合は紹介があれば、市内の病院を紹介している。医師不足の中で常日頃から、係り付け医を持たれることをぜひお願いしたい。