平成18年12月市議会 一般質問&答弁内容


1. 子どもたち・学校を取り巻く問題について
Q. いじめ問題について
「いじめ」による子どもたちの自殺が連日のように報道されています。痛ましいことこの上なく、まさに非常事態であるといえます。井原市の状況はどうなのでしょうか。市内小学校、中学校の「いじめ」の状況をお伺いします。
また、市としてこれまではどのように対応してきましたか。このたびの一連の問題を受け、これからはどのようにされようとしているのか、お伺いします。
また、「いじめ」にもいろいろなケースがありますが、その本質的な原因はどこにあると考えているのでしょうか、お伺いします。
A. 小学校16校中9校で14件、中学校5校中5校で12件発生しており、態様は、冷やかし、からかい、仲間外れ、言葉のおどし、無視等で、人権意識の未熟さや善悪の判断の甘さ、忍耐力、思いやり等の欠如が原因。実態調査や教育相談体制の活用や全体的な指導を行うとともに、心の相談員等で対応している。
Q. 食育について
昨年7月に施行された食育基本法に基づいて11月24日「食育白書」が決定されました。
およそ健全な食生活とは言い難いものであります。
こういったことも、子どもたちを取り巻く「いじめ」、「学級崩壊」、「学力低下」などにも繋がっていると思われます。
井原市の子どもたちの食育はどのように把握していますか、お伺いします。
今年3月の食育推進基本計画に沿って各自治体も取り組み始めていますが、市としてのより積極的な取り組みとして『早寝・早起き・朝ごはん』を全市的に推進することを検討してはどうでしょうか。
また、給食についても、もっと子どもたちが食べやすく、食べたくなるような工夫をしてはどうかと思いますがお考えをお伺いします。
A. 食生活アンケートで実態把握している。体格は県平均とほぼ同レベルである。
『早寝・早起き・朝ごはん』を合言葉に生活習慣の育成、生活リズムの向上を図っている。
Q. 全国学力テストについて
来年4月に文科省は「全国学力テスト」を全国一斉に実施することを決定しています。
最終的には各自治体が判断することのようですが、井原市としてはどうしますか。
実施するとするならば、その結果、データはどのように利用し、反映されようとしているのか。
予算配分をする上で利用されるのでしょうか、あるいは学力向上に反映されるのでしょうか、お伺いします。
A. 実施の準備中で、結果は、児童・生徒の学習意欲や学習方法の問題点の発見、指導法の改善等の資料とする。



2.災害時要援護者の登録について
Q. 2005年に消防庁舎が移転し、消防業務もソフト、ハード両面でより充実されてきました。
しかし、万一災害となった時のために、ひとり暮し老人、障害者などのいわゆる「災害弱者」をあらかじめ把握しておくことが必要になりますが、平成17年に施行された「個人情報保護法」により難しい状況にあるようです。
隣の笠岡市は希望者ではあるけれども、名簿づくりを進めています。
井原市としても法律に抵触しない範囲で工夫し、実施すべきではないかと思いますが、お考えをお伺いします。
A. 民生児童委員協議会作成の緊急連絡カードの活用と連携を図り、災害時要援護者の名簿の整備と活用方法を防災部局と検討したい。