平成16年12月市議会 一般質問&答弁内容


1.市内小・中学生に防犯ブザーの支給について
Q. 先月17日、奈良県で小学1年生の女の子が下校途中、誘拐・殺害されました。
その後も未遂ながら全国で類似の事件が頻発しており、さらに増加の傾向にあります。
これに対し、警察・学校・家庭・地域そして行政が一体となってさまざまな対策が講じられていますが、子どもたちが自らの身を守るすべとして防犯ブザーを持たせることは非常に有効な手立てであると考えます。
今年の3月議会で市内小・中学生に防犯ブザーの支給をしては、との質問をさせていただきました。
ぜひ実施していただく必要があると思われますがお考えをお伺いします。
A. 児童たちが自ら身を守り、そして安全意識を高めていくために、本定例会最終日に補正予算を追加提案したい。



2.父子家庭への支援制度の拡充について
Q. 現在、母子家庭への手当等さまざまな支援制度がありますが、父子家庭には適用されないものがまだあるようです。
昨年、10月より母子家庭医療費の給付制度が父子家庭にも拡大され、ひとり親家庭等医療費給付制度に条例改正されましたが、それ以外は従来のままであります。
男女共同参画のまちづくり条例が施行された現在、母子・父子家庭を分ける理由は見当たらないように思われます。
これらの制度をできるだけ早くひとり親家庭に拡充・移行していくべきではないかと思いますがお考えをお伺いします。
A. 平成14年11月に母子及び寡婦福祉法が改正され、父子家庭も含めた、ひとり親家庭に対する支援に主眼を置くことになったが、まだ父子家庭には適用とならないものがある。所得制限等も考え、新年度より市独自の支援制度を拡充したい。



3.「オレオレ詐欺」「不当(架空)請求」等への対応について
Q. 「オレオレ詐欺」「不当(架空)請求」事件が後を断たず、ますます巧妙化・悪質化し井原市内でも被害が出ているようです。
これに対し警察・行政もいろいろ対策を講じているようですが被害はさらに広がっているようです。
市民に対し、より一層の工夫あるP Rが必要ではと思いますが、被害の現状と今後の対応についてのお考えをお伺いします。
A.

相談件数は主に架空請求で、警察署で約370件、市役所で約100件の相談を受けた。
本市での被害はオレオレ詐欺で、4月から11月までの間で9件約1,000万円、架空請求で、3件約780万円である。
対策としては、市広報、井原放送で手口なども紹介している。
不審な電話や心当たりのない架空請求は無視して、警察や市役所にすぐ相談してほしい。