平成14年6月市議会 一般質問&答弁内容

1.合併問題について
Q. 1)現実的なメリット・デメリットはどのようなものか。
A. 一市一町の合併効果は、交通及び生活圏の面でまとまりがあり、新市としても一本化しやすく、産業振興施策を効果的に推進することができる。
課題は、市の中心と周辺部との距離が拡大するため、結びつきや行政サービスのあり方を工夫し解決する必要がある。
一市三町の合併効果は、国道や主要地方道、井原鉄道による一本化が図りやすく、交通面では、市域の拡大のメリットが生かせる可能性が高い。
また、広域的観光レクリエーション等のネットワークを強化充実し、活性化が期待できる。
一方、倉敷市、福山市によって分かれている生活圏をいかに一本化し、自立圏として発展させるかが課題である。
Q. 2)市民に情報をもっと公開してはどうか。
A. 市広報、説明会の開催などにより、あらゆる情報を提供し意見を交換していきたい。
Q. 3)県の合併パターン以外の組み合わせは考えているか。
A. 示されているパターンを考慮し、選択することが現実的である。
Q. 4)早期に協議会を設置する考えはあるか。
A. 特例法の期限を考え合併するとなれば、本年度中に設置する必要がある。
Q, 5)市政懇談会で市民の反応はどうであったか。
A. 具体的にどこと合併するかといったことが示されていないので、低調で一般論、常識論に推移したと思っている。
Q. 6)今回の合併を道州制へのステップと考えているか。
A. 市町村合併後を見据え、広域行政を進める上で早期に検討されなければならないと考える。



2.教育問題について
Q. 1)今春よりスタートした教育改革についての評価を伺う。
  現状、問題点、今後の対応はどのように考えているか。
A. まだ二ヶ月しかたっていないので評価は困難である。
Q. 2)中学校の運動部の廃部が増加している現状について伺う。
A. 廃部になった運動部はないが、種目によっては活動を継続することが困難な状況が生まれている。
本年度から文部科学省が行う「運動部活動地域実践事業」の指定を受け、中学校複数校合同による運動部活動のあり方など、実践研究をスタートさせた。
Q. 3)県立高校再編について伺う。
  市としての基本的な考え方とどのようなスタンスで対応しようとしているのか。
A. 県立高校再編計画の中には、市立高校の問題等も深く関わりがあるので、県立高校再編計画の中で検討していただくよう、県に提言、要望をしていく。