太古の神は言う

｢私は世界に火を投じた。それは、ほら、闇夜に燃えて、お前達の原罪を暴き続けるだろう｣







人間の罪の刻印として、怒れる神が人界に燈した火

神の火は、ただの火に有らず

それは、天地を照らすバハラームの燈

メーノーグ【心霊世界】とゲーテーグ【有象世界】を、永遠にさ迷う光



空飛ぶ城に住み、合成獣と神武具を自由に操り、罪を狩る

ゾディアックで魂を創り、類稀なる容貌もって母の胎内に生まれたる

神代の叡智と剛健に恵まれし、コスモラクトールの子供たち

輪廻の輪に外れ、ただ生き続ける業の鬼



それは双子神ディオスキュロイの名を抱き、有翼円盤の旗を翻す

それこそは霊鳥スィームルグの加護を受けた、長命の化け物



神が燈した、神の焔

自らの業に足掻きつづけ、人の輪廻へ戻ろうと足掻き続ける哀れな鬼






その名を聖なる鬼

聖鬼軍、と人は言った

















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