「時のしずく」


ふる降る 白銀の結晶は 周りに

降るふる 白色の野原の 上に

草は草の上に 白は白く透けて 落ちて

湖は水の上に 結晶は静かに 溶けて

しだいにしだいに 一つの色に見渡して 光さし

ふく吹く 北の風に雪は 香って

吹くふく 風に雲は閉ざし 闇は

ぬばたまの 髪にかかり 深く

やむ止む 風と雪のしずくは 一時

ふる降る 時は陽を呼んで あかく

降るふる 涙は伝わって 純清し

ふるへふるへ 内はときめき すなおに

生む言霊は 美わしき そなた




前のページに戻る