2005年4月、洋子ママは再びヨーロッパへ旅しました。 今回は、フランスベストハイライト10日間〜印象派の舞台を巡る〜というテーマのもと、10日間の素敵な旅はニース、モナコ、プロヴァンス地方、ロワール地方、ノルマンディー地方、そして花の都パリ! 空の旅の始まりは関空から・・・・。 日本航空JL421便に乗り、一路イギリスロンドンへ、ロンドンより乗り継ぎ英国航空BA352便にて、南フランス・ニースへ・・・・。 なが〜い飛行機旅の疲れはまったくといっていいほどありません。 憧れのフランスに足を踏み入れた歓びでいっぱいです。 それでは、フランスベストハイライト10日間の旅ご紹介します。 |
1日目 4月21日(木) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2日目 4月22日(金) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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4日目 4月24日(日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フランスの旅3日目は、14世紀に法王庁が置かれた町、夏に開催される演劇フェスティバルで名高いアヴィニヨン観光! 城壁は周囲4.4km、1,500u、14世紀2人の法王が建てた法王庁、岩の上ロシェ・デ・ドン公園、公園の横はノートルダム・デ・ドン大聖堂、オペラ座・しかけ時計の愉快な市庁舎(丁度正午の時報、愉快なカラクリを見ることができました。) 「橋の上で踊ろうよ〜♪」とつい歌いたくなる橋、ローヌ川にかかるサン・ベネゼ橋を見学。 アヴィニヨンをあとに、ソーヌ川とローヌ川の合流点リヨンへ、二千年の歴史に彩られた悠久の町リヨン、ローマ時代に植民都市が置かれ、中世には絹織物の町として発展を遂げ、現代では「食の町リヨン」としてあまりにも有名になっています。 バスでぐるぐるまわり、やっとフルヴィエールの丘に到着! 丘から見渡すリヨンの町、歴史の変遷が刻み込まれた町を感じました。 そしてすぐそばには、リヨンの町を見下ろす白亜の聖堂「フルヴィエール寺院」、この聖堂は、1896年建立され建築費用は全額市民の寄進によるものということです。 今夜のホテルは、キリアッド・リヨンセンターペラーシュ。(夕食はフォアグラをいただきました。)
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5日目 4月25日(月) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ホテルを早朝出発、リヨン・パール・デュ駅からTGV5352で高速列車の旅、列車の中ではアルプスの麓の町からナントの町まで1人で旅をしていた12歳の少年と同じ席で、かたことの英語でコミニュケーションを図りました。 とても可愛い少年で、別れる時、照れくさそうに手を振ってくれたのが忘れられません。 そうして、ロワールの古城めぐりに向かうサン・ピエール・デコ駅に着きました。 ロワールの古城めぐりのはじめは、女性城主の愛憎を秘めた別名「奥方たちの城」シュノンソー城、13世紀から17世紀までの城館建築様式の集大成ブロワ城、ショーモン城を眺めながら世界遺産「シャンボール城」、140の大階段に440室、ロワール最大の豪勢な城に目を見張りました。 最後は歴代の王に愛され続けた王家の遺産「アンボワーズ城」、いづれのお城も贅沢極まりない見事さに、ただただ感嘆! シャンボール城では、レース使いが素敵なお皿(39.5ユーロ)を買いました。 今夜の宿は、マロニエの並木が見事なトゥールのホリディ・イン・トゥールシティーセンター。 早い時間に着いたので、夕食前にマロニエの通りや駅の周りを散策しました。
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6日目 4月26日(火) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トゥールよりひたすらバスで走り続けて、いよいよ海に浮かぶ聖なる修道院「モン・サン・ミッセル」へ、遥か彼方に高い塔の部分が見えてきました。 モーパッサンが「花崗岩の宝石」と称えた、フランスで一番美しい修道院「モン・サン・ミッセル」、一度は訪れたい名勝、しかしそれを作り上げた自然の驚異と奇景に感嘆、言葉が見つからないほど美しい建造物を目の当たりにできた幸せに酔いしれた私・・・・。 金色に輝く聖ミカエルが見守る修道院は、中世の巡礼全盛期を語る世界遺産です。 モン・サン・ミッセルのガイドは歌声のきれいなローレンスさん。 名物の、どでかいオムレツも堪能しました。モン・サン・ミッセルに後ろ髪を惹かれる思いで別れを告げ、ノルマンディー地方へ、セーヌ川がほどなく大西洋へ注ぎ込む小さな港町、オンフルールを尋ねました。 オンフルールの町は印象派の画家、ブータンやモネたちが愛した小さな港町、木造の教会の建物、港に停泊しているたくさんの船、まさしく「絵のよう」な風景でした。 ヨーロッパにいる実感が十二分に感じられる町「オンフルール」でした。 今宵のホテル「オンフルール・アンタレス」へ、夕食はホテルレストランでノルマンディ橋を眺めながらシードルを飲んだり・・・・。
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7日目 4月27日(水) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1995年建造されたノルマンディ橋を渡り、モネが育ち「印象日の出」を描いたル・アンブールを通りエトルタへ。 見る者の心をつかんで離さない大自然が造った白亜の断崖、ファレーズ・ダヴァルとダモン、ダモンの頂上にも頑張ってのぼりました。 ダモンの上から見る大西洋の美しいこと!! エトルタを出て次はセーヌの港町ルーアンへ。ルーアンは歴史にその名を残すジャンヌ・ダルク終焉の地でもあります。 モネの連作のノートルダム大聖堂は、後期ゴシックの傑作といわれているだけに見事な建築に感動・・・・。 木組みの家や大時計通り、ヴューマシェ(旧市場)広場でジャンヌ・ダルク処刑の場や記念教会を見て歩きました。 昼食をすませると、いよいよジヴェルニーにある印象派の巨匠モネの家!! ・・・・と期待したほど感動はありませんでした。 庭は見事、睡蓮の池もモネが好んで描いたのも頷けました。 ちなみに、岡山県倉敷市にある大原美術館にもモネの絵もありますし、この池から取り寄せたという睡蓮も、毎年可憐に咲いているということです。 ジヴェルニー、モネの家を後に、花の都「パリ」にと向かいました。 パリに入るとエッフェル塔をくぐり、パリの今宵のホテル「ソフィテル・フォーラム・リヴゴーシュ」へチェックイン。 夕食は久々の日本食、食事もゆっくりとはせず、私たちは「水曜日割安デー」21時30分までオープンしていることを聞いて、ルーヴル美術館へと急ぎました。ルーヴル美術館のでかいことといったら!! まず、モナリザへとまっしぐら!人だかりも少なく、心行くまでモナリザを堪能しました。 数々の名画を時間の許す限り駆け足で観て歩きました。ミロのヴィーナスもしっかりと目に収めることができました。 ホテルまで、初めてパリの地下鉄で無事帰ることができました。
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8日目 4月28日(木) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
パリ市内観光、印象派の作品が見事に並ぶオルセー美術館に入館、ガイドの堀さんの案内で作品をゆっくりと鑑賞、車窓よりコンコルド広場、シャンゼリゼ通り等など。 シャイヨー宮よりエッフェル塔をカメラでパチリ!(昼食はエスカルゴ) 午後からはフリータイム、私たちはかねて計画していた、ナポレオンが熱愛した最初の妃ジョゼフィーヌのお城、マルメゾンへ行くことにしました。 パリのメトロとRER(高速郊外地下鉄線)を利用しての旅です。日本人ガイドの堀さんにメトロの駅までご一緒していただいて、切符もリターン(往復)切符の買い方を教わって、いよいよ二人だけのマルメゾンへの旅です。 パリ中心のオペラ・ガルニエ近くの駅から乗り換え1回、ルエイユ・マルメゾン駅に降り立ち、今度はバスで行くことになります。 駅前では、親切なフランスの女性に乗車するバスを教えていただいて、無事マルメゾンシャトー近くのバス停に到着、閑静な住宅街を歩くこと15分くらい、目指すマルメゾンに着いたときの感激!受付の男性にお願いして二人での写真を撮ってもらって満足! 大革命後のナポレオンが最初の妻ジョゼフィーヌと幸福に過ごしたつかの間の住まい、マルメゾンは豪華絢爛、ジョゼフィーヌの洗練された趣味のよさに目を見張るばかりでした。 帰りのバスは、行きと同じドライバー、安心して乗っていると、来た道とは違う方へと行っているようで不安で胃がきりきり!! 終点まで連れてこられて降りろと身振り手振り、私たちも身ぶリ手振りで尋ねていても何がなにやら、ふと駅の表示を見ると来る時通った見覚えのある駅、急いでホームに上がるとパリ市内に近いところまで帰っていたのにはびっくり! やっとの思いでパリ三越まで帰ってきました。 これも大勢のフランスの方々のご親切のおかげで、異国での二人旅を達成することができました。 マルメゾンシャトーを尋ねたこと、生涯忘れられない思い出となることでしょう。 明日はこの調子でヴェルサイユ宮殿に行くぞう! この日の夜はまたまた、ふたりでバトーパリジャンでセーヌ川遊覧、夜のエッフェル塔、オルセー、ルーブル、パリ市庁舎、アレキサンドル3世橋、ポン・ヌフ橋等など夜の景色も最高でした。そしてまた、2012年開催予定のオリンピック招致の看板がやけに目立っていました。 ホテルに帰ったのは午前0時を過ぎていました。(セーヌ川遊覧の時写した写真のフイルム、ホテルの部屋のどこかに忘れたのが悔やまれます。)
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9日目 4月29日(金) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フランス最後の日はホテル出発14時までがフリータイム。 朝早くにホテルを出てメトロの駅へ、ヴェルサイユ宮殿へと急ぎました。 今度は乗り換え3回、最後のRER(高速郊外地下鉄線)で日本人の若い一人旅の女性と出会って、ヴェルサイユ宮殿入り口までご一緒しました。 早く着いたので簡単にチケットも買うことがっでき、宮殿の中もゆっくりと見学できました。 昨年のイタリアも良かったけれど、フランスは何もかもが一歩洗練された美しさに、心底酔いしれました。 余談ですが、今年はマリー・アントワネット生誕250年ということで、宝塚で「ベルサイユのばら」が上演されるということです。(今から楽しみです。) 宮殿をゆっくりと見学した後は、.プティ・トランに乗って、広大な宮殿の庭を朝のさわやかな空気をいただきながら周遊しました。 宮廷の喧騒から逃れるために造られた、王や王妃の静寂な隠れ家グラン・トリアノン、ラングドック地方のバラ色の大理石がふんだんに使われた建物は、ルイ14世のお気に入りの離宮だったということです。 ヴェルサイユ宮殿観光を終え、無事パリ市内のホテルへ帰りホテルを出発、17時30分エールフランスにてロンドンへ。 18時55分ロンドンを飛び立ち(JAL422)関西空港へ。 パリドゴール空港で、昨年イタリアへご一緒した神戸の大島さんと再会し、関空までご一緒できたのは奇遇でした。
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10日目 4月30日(土) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
長い空の旅を終え、15:00ちょうどくらいに関空に着陸。 このたびの旅行も「旅のソムリエさん」。色々こまごまと気配り、そして見事なまでの観光案内をしてくださった添乗員のY・Kさん、ほんとうにありがとうございました。 添乗員のY・Kさん、あまりにも突拍子もなくパリの街を歩き回る私たちに、きっとハラハラされたことでしょう。 でもどこまで行っても、言葉は通じなくても、あたたかな笑顔で接すると、心からの親切を受けられるものだと身をもって感じました。 今回のフランスベストハイライト10日間の旅、気候もお天気もベスト!行く先々で見事なお花、バスの窓から見える広大な小麦畑、菜種畑など、フランスの国土の広さに圧倒されました。(広さは日本の1.5倍) 南フランスからず〜とパリまで、ピンクや白のマロニエの花も堪能することのできた幸せ! ご一緒した旅の友もすばらしい方々ばかりで、10日間ご一緒して様々なことを学ばせていただきました。 この旅に快く送り出してくれた家族、そして周囲のみなさまに心から感謝せずにはいられません。 ほんとうにありがとうございました!! |
追伸 今回の旅行でお世話になった、旅のソムリエ添乗員のYKさんから、添乗先のギリシャ・サントリーニ島からお葉書をいただき、びっくりするやら、うれしいやら、「お二人の行動力・好奇心は旅をさらに楽しくして、私も同乗して楽しませていただきました。」といっていただいて恐縮いたしました。 6月9日「サントリーニ島の街を眺めながら書いている。」とありましたAIL・MAILが、6月24日に届きました。 YKさんほんとうにありがとうございました。 |
![]() YKさんのギリシャからの葉書 |