小川敦子さん撮影

12月8日(土) 17:00〜翌朝0:30

 加賀郡吉備中央町上竹多地地区の荒神社式年祭が挙行されました、11月24日にお世話になった「石井紀之宮司さん」のご紹介を頂き先生と同級生「石井公夫さん」のお世話で今回の運びとなりました。

 何と今年一番の寒波ということで昼間から雪が舞う天候となりました、神楽師達も結構雪道には慣れていますが、吉備高原ということで慎重にならざるをえず、途中で四輪駆動車2台に乗り換え現地を目指しました、そんなことで到着予定時刻を少々遅れ多地の集会所に着きました。

 会場には既に宮司の「大塚先生」当家の「鈴木匠母子さん」を始め産子さんがお揃いでお待ちかねになっていました。早速夕飯を頂き定刻の17:00神楽開始、榊舞い〜白蓋行事〜天の岩戸開き〜国譲り〜大蛇退治〜五行舞い上げまで滞りなく進みほぼ定刻の9日朝0:30千秋楽を迎えました。

 神楽の始まる頃は夕日も射し、取り越苦労かと思われました。ところが甘い甘い、夜10時を過ぎた頃から外は牡丹雪が降り始めあっと言う間に一面真っ白の銀世界となりました。
 でもお陰さまで所々には凍結も見られましたが何とか我が家に辿り着くことが出来ました。

 神楽の方は産子の皆さんが真剣に鑑賞して下さり、ある場面は拍手・またある場面は声援や笑い・そしてシーンを熱い視線で、本当に神楽師と一体になった意義ある荒神社のお祭りが出来たのではと思いました。
 そういう雰囲気でしたので「大塚先生」による神送り行事は当初神楽の途中の予定と伺っていましたが、とうとう神楽が終わってになってしまったようです。

 皆さんのご繁栄を祈りつつ「またお会いしましょう」と誓い合って現地を後にしました。ありがとうございました。