平成19年の日記帳

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2月3日、平成13年の公式神楽スタート

 平成19年あけましておめでとうございます。と書こうとしたら、もう節分を迎えました明日は立春暦の上ではもう春なのですネ。

 神光社の公式的な神楽が今日からスタートします。全員張り切って全力で神楽奉納に向かいます。

 今年も各地区の関係の皆様にお世話になります、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 今年の「日記帳」は、ちいと思考を変えて「岡山弁」を多用しょうと思ようりますけえ、その辺も楽しんでもろうたり、もっと違う言い方がありゃあ、ゆうかしてもらやあぼっけえありがてえけえ、宜しゅう頼みます。


2月3日 西江原町今市、伊藤道広さん宅で恒例の伊藤家新春大神楽が行われました。伊藤家の家族の皆さん親族の皆さん、伊藤先生のご詠歌の皆さん、その他多くの皆さん、更には毎年のことながら「有限会社 オカモト製麺」岡本宏社長のお骨折りで盛大に行われました。特に今年は伊藤家のお孫さん(伊藤諄弥君)が山室太夫に神楽を習い始め「事代主の命主」を初舞いし、大きく盛り上がりました。  アリャ・・・岡山弁にナットリャアセンガ、ヘエゼエは岡山弁ばあで話シュウショウルケエドいざ文章にシヨウ思ヤア、イタシイもんです。

2月4日 福山市大門町「黒住教野々浜教会所」の節分祭が厳かに挙行されました。拝殿一杯の信者の皆さんが大国さん、松ノ尾さん、大蛇退治を熱心に見てクレチャッタ、神楽師3人も知ランマニ額に汗ショウ出しての熱演になりました。「来年も皆さんがお元気で参詣されますように」と言葉を交し帰路につきました。

2月12日 岡山市大井「黒住教大井中教会所」の祈年開運祭が今年も多くの人々が参詣され盛大に開催されました。猿田彦の命・大国主の命・事代主の命・祇園(素戔鳴の命の大蛇退治)を見てもらいました、毎年同じような神楽ですけーど、国譲りたあ祇園のほうが華やかなけえ、今年も色々考えた結果、爺さん婆さんや松尾さんをやることにしました。しかし福の種のまあ多いこと言うて、ギョウサンありました、多い人は買い物籠にいっぺえ入れて、未だ手よう出しょうてじゃが・・・福を一杯に頂かれ皆さんが今年も幸せな一年でありましように、来年は2月11日に決まりました。

3月3日 備中町下布瀬「室松荒神社」の式年祭が盛大に挙行されました。大当番の高見敏彦さんのお宅には大産子の皆さんや産子親族の皆さんが神楽見物に参集されました。今回は宮司の高田先生に過ちがあり、産子の金藤先生が祭主を務められ西江先生が応援に掛け付けられての式年祭となりました。午後1時「役指し」から始まり「榊舞い〜茣蓙飛び〜白蓋〜神殿神事」と続き「猿田彦〜岩戸開き〜国譲り〜五行〜大蛇退治〜剣舞い〜布舞い託宣神事」丁度12時に終了、11時間の神楽奉納となりました。長時間ジャッタケードお客の皆さんは静かにしかも真剣に見入ってクレチャタです、神楽太夫立場からは「もう一寸賑やかに見てもろうた方がやり易すいんですが」とお願いシタンジャケードが、久しぶりの神楽に熱中シチャッタンジャローカなあ、最後まで淡々とした式年祭が挙行されました。追伸:高田宮司さんの速やかなご回復を祈っています。

3月10日 備前市東片上 備前焼ギャラリー「山麓窯」の梅祭りが開催されました、昨年は雨模様しかも気候が寒かったので「梅の花」が咲き遅れでしたが、今年は天気もよく満開の梅庭園の中での神楽となりました、午前の部は「国譲り」の抜粋、午後の部は「大蛇退治」を見てもらいました。事代主の命には井原市立西江原小学校3年生「伊藤諄弥君」が堂々と舞台をこなし多くの拍手を受けていました。岡山弁で言えば「カエーラシーシのおヨウ舞うし、オセの神楽太夫が負けるヨウナのお」「イイヤソガンコタアネエド オセナア迫力が違うケエのお」「セエデモこの児ラア先が楽しみじゃのお」とお客さんが話シュウショウチャッタンジャアネエジャロウカ?と想像しています。

3月24日 高梁市玉川町笠根地区に鎮座の産土荒神社式年祭です、大当番の「森末萬冶」さんの奥座敷が神殿です、午前八時半中村宮司さんの先導で神殿神事が厳かに執行され、9時から開始になりました。「榊舞」「白蓋行事」「導き・猿田彦」「岩戸開きの能」「国譲りの能」「五行幡別け」「八重垣の能」「綱舞い・託宣・石割り」と進み、夕方七時千秋楽となりました、この間生憎の雨にも係らず産子崇敬者の皆さんや親族の方々など多くのお客さんが集まって熱心に付き合うてくれちゃったけえ滞りのう神楽を打ち上げることが出来ました。

3月27日 「岡山県産酒を推奨する会」の発足式が岡山市桑田町「メルパルクOKAYAMA」で開催され、県内17銘柄を一同に集めての発足会が盛大に挙行されました。

3月31日 備中町布瀬地区の花祭り神楽鑑賞会が、金藤先生・古米前町会議員さんの発案で「秋祭りでなくもう少し外出し易い時期・時間にゆっくり神楽を楽しんでもらおう」と呼びかけられ地区役員の方々も全員賛同され実現しました、びっくりするほど立派な神殿を建てられ設備満点の中で「榊舞い」「猿田彦の命の舞い」「国譲りの能」「八重垣の能」「お田植え」の順に進行しました、桜の花は予想に反して未だでしたが初夏を思わせるような好天候に恵まれお客の皆さんはリラックスして一日を過ごされていました。

5月5日 倉敷市尾原地区の公民館落成10周年記念行事です。雨も予想され会場はテントが設営され万全の環境を作って頂き、地区民の方々と神楽太夫が一体と成っての3時間でした。「初めて見たンジャケエド 神楽言うて オモシレエモンジャなあ」の声が印象的でした。地区の方々のコミュニケーションの一貫になったならこの上のない悦びです。

5月20日 倉敷市玉島「西国屋ホール」を舞台に玉島地区の宗田進さんが企画され、この由緒ある江戸時代の豪商の貯蔵倉を舞台に是非一度神楽を開催したいという思いで「神楽を見る会」が開催されました、この度は山室茂幸太夫が講師の豆太夫と合同で、榊舞い・導き猿田彦・大国主命・事代主の命・鬼退治・酒つくり・大蛇退治を約3時間奉納しました、途中「宗田解説委員長」が登場してユーモアを交えた神楽解説もあり大盛況のうち終了しました。

5月26日 岡山市一ノ宮マックスバリュー一ノ宮店で創業25周年記念「晴れの国岡山地産地消フェア」が行われました、炎天下のイベント神楽でしたが、多くの買い物客が立ち止まって見てツカーサッタです。

7月21日 美星町八日市商店街「商栄会(酒井規雄会長)」恒例の夏祭りです、今年の梅雨は雨雨雨・・・この日も朝から雨模様、夕方は何とか雨が上がり商店街には大勢の人が繰り出し夜店を楽しんでいました、
おっとっとっとクレームが入ったで「どしたん岡山弁になっとりゃあせんが」 「ほんまじゃった岡山弁をように忘れてしもうとったがな」失礼しました。

7月29日 井原町新町「井森神社」の夏祭り(環くぐりさん)です、心配しょうりました夕立が止んで神事も滞りのう終わりいよいよ榊舞が始まったじぶんにポロポロ降りだし急遽役員の方々が手ばように神殿にシートを掛けそこが見物席に早変わり、神楽は楽屋を使って再スカート?じゃあ無うてスタートしました。「備えあれば憂いなし」とはよう言うたもんです、それからは雨は降らず終い、じゃけえど安心して神楽を遂行することが出来ました。役員の皆さんありがとうございました。

8月26日 井原市野上町「日長山八幡神社」恒例のの夏祭り「八朔祭が」行われました、大当番の大舌勲さん始め福良当番組みの皆さんやその他氏子崇敬者の方々が参詣され、「残暑が無事過ごせますように」「秋の収穫も豊作でありますように」と氏神様に手よう合わしょうちゃったです、倉敷の玉島から宗田さんと池原さんのお馴染みの顔や玉野市からは立石さんご夫妻もわざわざ神楽見物ということで、新鮮な雰囲気での神楽になりました。今年は事の外残暑が厳しいようです、皆さんご健康で乗り切ってください。

9月9日 広島県府中市文化センター大ホールで開催された”秋はやっぱり神楽でSHOW”に招待を受けました、地元府中市の「目崎神楽同好会」広島の「広森神楽団」「松原神楽団」「島根県から「石見神楽周布青少年保存会」の皆さんと共演しました、うちは持ち時間40分「国譲りの鬼退治」を披露しました、さて反響はどうだったでしょうか?

10月6日 この秋のお祭がいよいよスカートいやスタートしました。井原市大江町山王地区の荒神社中歳祭です、40年来お世話になっている瀬藤晋一さんのお世話でこの地に3年毎に神楽奉納させて頂いています。今年は三島一郎さんが大当番を引き受けられ盛大に挙行されました。話は変わりますが、藤井(私)の同級生の半年会メンバー「片山のやっさん・谷井のゆきさん・藤井のあきらちゃん」セエカラ「曽我のかずさんの長男昌司君夫妻と姑の黒木冶都さんが、「ありゃあ神楽をしょうるゆうて言ようるけえどドガンコトオオしょうるんじゃろうか???」と思うて見に来てクレチャッタんです、ある意味では「保護者会」ミタヨウナモンでした。セーデとりは「蛇頭」を持って来るのを忘れてシモウテあわやダイナシになるところでした、幸いなことに家から近いし「内の山ノ神」も家に居たので直ぐ持参、助かりました「カアチャンサンキューベリマッチ」千葉県在住の「山ちゃん院長先生」が「セージャケー言わんコッチャーネーガナ」アルチュウファイマーが進行ショウリマス  アー クワバラクワバラ   気を取り直して今夜も氏子さんに感動を与えるような神楽をします。

10月7日 矢掛町浅海地区の氏神様「岩山神社」の秋季例大祭宵祭りです、今年は信長明夫さんが大当番をお勤めになりました。しかし台風の影響でしょうか?暑チィー言うて暑チィー言うて、とても10月とは思えない気象でした、空模様が心配でしたが何とか雨が待ってくれました、自宅に帰って衣装を吊るし乾かす仕事を始めた頃「ザー」セーフでした。この日は井原市の興譲館高校が野球の県大会で優勝しました、女子駅伝に続いての快挙です、来春の甲子園選抜も最早夢ではなくなりました、関係者の皆さんおめでとうございます。

10月13日 美星町宇戸の正八幡神社の秋季例大祭宵祭りが田辺聖祐宮司さんの先導、常国茂さんの大当番で盛大に開催されました。前の2ヶ所のそれとうって変わって秋らしいというかチョット涼しい秋の夜の神楽奉納になりました。

10月18日 美星町西水砂地区の氏神様「明剱神社」の秋季例大祭宵祭りが行われました。今年は川崎芳彦さんが大当番を引き受けられ、社中の三宅太夫と懇意ということで我が社中が務めることになりました。藤井順介宮司さんに刈谷憲市先生が助勤され盛大に開催されました。来年は熊石東組みの渡辺章総代長が大当番と決まり「来年はわしが当番じゃが、来てくれるか?」「ありがとうございます」とは言ったものの「土曜日ど、セエデモ良んか?」おっとどっこい、来年頼まれるとは予想していなくて心構えが出来ていなくて慌てて暦を見る始末。「申し訳ありません、ほんまに土曜日ですなあ、そりゃあ毎年のことろがあるのでオエマセナア」とお断りしました、「そうじゃろお、内の息子が来年は閏年じゃけえ言うたんじゃ」。また大失敗するところでした。でも神楽終了時「おい19日の日曜の神楽にするけえ頼んだど」 重ね重ねありがたく感謝しつつ、水砂を後にしました。

10月20日 美星町宇戸谷地区の越出神社の秋季例大祭宵祭りが挙行されました、大当番定家秋夫さん宅には宮司の実森功先生が既に準備を終えられてお待ちでした、二十数年前の野球友達の中村さんは大当番さんの親族だったそうで意外な出会いが出来ました、何か30歳代にタイムスリップした感覚を覚えたひと時でした。神楽は小川保さんの親族で宇戸谷の川上忍さんの熱狂的な応援をもらって、賑やかな宵祭りとなりました。

10月21日 総社市の塩田神社秋季例大祭です、神楽師は昨夜の神楽を終え3〜4時間の睡眠をとって9時に公民館へ集合しました、神楽準備の後お宮に向かいました。今年は中村幸夫さんが世話役です、来年の世話役川合詔さんが「来年は荒神社の式年祭じゃけえ宜しゅう頼まあ。せえからホームページュー時々見るんじゃが、大々的に書き込んでくれえよう」「分りました」と言葉を交し神楽が始まりました。倉敷から鈴村さんご夫婦も視察に来られ観客と神楽師が一体になっての秋祭りでした。

10月21日 総社市横田神社の秋季例大祭宵祭りです、世話役の平田勝彦さん他役員の方々と親しく会話しながら夕食を頂き7時神楽スタートとなりました、この神社は社中の平井啓介太夫の氏神様です、塩田神社との時間の合間に平井家に寄せてもらい、先に誕生した長男「雄太」君と初対面しました、「この子も神楽をするんじゃろうなあ」と想像しました、神楽には長女の「美咲ちゃん」がおじいちゃんおばあちゃんに連れられ目を丸うしてお父ちゃんの松尾を堪能しとりました、何にしても啓介太夫の「ワンマンショー」じゃったです。

10月27日 矢掛町南山田御崎神社の秋季例大祭です。今年は原地区が当番組です、公民館には大当番の森定雅博さん他役員の皆さんが出迎えて下さいました。関東は台風が通り過ぎたそうですが、こっちは秋晴れのいい天気の中で渡辺雅夫宮司の先導で粛々と神楽奉納が進みました、来年は猪又地区が当番組です、岡本学さん・岡本源二さんが「来年も頼む」という事で20年10月25日の約束をさせて戴きました。引き続きよろしゅうお願い致します。

10月28日 美星町宇戸谷八幡神社の秋季例大祭です。大当番長谷川一馬さん宅で宮司の藤井智明先生がお待ちかねでした。この八幡神社は社中員森下太夫の氏神様です。大勢の地元ファンの声援で全員張り切って神楽を進行することが出来ました。稲脊脛が事代主の命を走って迎えに行くところでは「年シュウトッテモこけずによう駆けるのお」「アリャ自分じゃあ未だこける程は年シュウとってはおらんと思うとるんですけえど」と面の中で苦笑いしましたぞ。来年は田辺幸吉さんが大当番だそうです、12月の荒神社式年祭とあわせてお世話になります。神楽とは関係ないですが、興譲館が高校野球の中国大会でベスト4まで進みましたぞ、ホンマニ甲子園へ行けるかも?大事じゃがな、OBの倉田瞬冶君が着々と状況をメールして来てくれました。もう一息です、頑張って下さい。

11月2日 備中町布賀亀石八幡神社合祀神社の秋季例大祭宵祭りです、やっぱりここまで来るとチョット気温が違います、11月らしい気温に感じました。宮司の西江愈雄先生、禰宜の西江先生、高田・金藤両先生の先導で宵祭りが粛々と始まりました。総代長の新倉裕さんを始め、大当番赤迫広志さん、神楽担当の小西雅巳さん、その他大勢の氏子さんに盛り上げて頂いて賑々しく宵祭りが進行していきました。来年の11月2日は荒神社中歳祭だそうです、「皆さんお元気でまた来年お会いいたしましょう」と言葉を交わし帰途につきました。

11月3日 川上町麦草(ムギンクサ)の産土荒神社例大祭宵祭りです、大当番松本正男さん宅での当番舞いに続き荒神様へ宮上がりの後、宮司の山本先生と合流し賑やかな神楽奉納となり最後まで大勢のお客さんがお付き合い下さいました、ほんまに返す返すもありがたいことです。

11月4日 野上町日長山八幡神社の秋季例大祭です。眩しいばかりの秋晴れのもとで、宮司の三宅先生、禰宜の刈谷先生、武田欣也総代長さん他各総代の皆さん、大当番大舌勲さんを始め福良当番組の皆さん、その他大勢の氏子崇敬者の皆さんが一体となって賑やかな秋祭りとなりました。

11月9日 美星町麦草産土荒神社式年祭が行われました。大当番は長谷川清さんです、宮司の実森先生とは越出神社に続いて今期二度目となります。わが社中も今期初めての荒神社式年祭です、産子さんに良くない事が起こったのですが神楽は粛々と進行しました、役指し 榊舞 白蓋行事 導き猿田彦の舞い 岩戸開きの能 国譲りの能 五行 八重垣の能 託宣神事 石割神事の順で7時30分頃の打ち上げとなりました。

11月10日 美星町黒忠地区の氏神様宇佐八幡神社の秋季例大祭が挙行されました、この神社は大分県の宇佐八幡神社のご分霊として有名な八幡神社です、あの神崎宣武先生が代々宮司をお勤めです、神光社の副社長山室茂幸太夫が氏子です。同じ氏子で千葉県に在住の山木弘志院長先生も毎年この日を楽しみに帰郷し大好きな神楽とのひと時を過ごされていました。今年は加谷地区が当番組みで、大当番の川上雄三さんとは20年以上のお付き合いです、西江原町の面彫り師「川上孝三先生」は奥様のご実家ということで息子の達志さんと3人お越しでした。

11月17日 青野町中尾地区の久保荒神(大当番西田豊治さん)坊荒神(大当番西田信夫さん)小池荒神(大当番三村節子さん)の荒神社式年祭が行われました。前回は神楽の中ほどで大雨が降り途中で中止となりました、今夜は天気予報では晴れ。と思いきや五行の途中でポロポロ、又か?と殆どの人が心配されたと思います、良かった降った程でもなくすぐ止みました。予定通り朝7時30分頃打ち上げとなり、志水宮司のお湯たて神事を後にして帰途につきました。

11月18日 芳井町鳴滝地区に鎮座の稲荷神社荒神社の式年祭です、先週に続き神崎先生が祭主をお勤めになりました、名合徹也さんを始め大勢の産子さんがお待ちかねでした、遅くなって申し訳ございませんでした。1時宮上がりに続いて大当番の酒井仁志さん他産子さんが揃って厳かに神事がとり行われました。

11月23日 美星町星田栩木の郷に鎮座坐す産土荒神社の式年祭です、大当番の志田原博昭さん宅で今秋三度目となる実森先生と合流、賑々しく挙行されました。神光社がこの地にお世話になるのは今回が初めてのことでした、神殿神事に続き猿田彦・岩戸開き・国譲り・五行・八重垣の能・お田植え・綱舞い託宣・石割神事と滞りなく進み、打ち上げは7時30分、志田原さん宅で熱々のご飯とお味噌汁を頂戴して帰途につきました、社中員皆口を揃えて「ボッケー美味しかったのうや」冷えた身体には何よりのご馳走でした。産子さんの中にはこのホームページをご覧の方々が何人かおられるようで、この更新日記を楽しみに待ってくださっているようでした、重ね重ねありがたいことです。

11月24日 美星町八日市「高星神社」秋季例大祭宵祭りです。今年は信末篤男さんです。昨夜とうって変わって今夜は暖かい夜です、しかも八日市公会堂が会場とあって暖房が整い環境は2ヶ月以上遡って「暑い」といって良いくらい、神楽師全員汗だくでした、ここの氏子さんは昔から神楽に対する厳しさというか見る目が鋭く、多くの一流神楽師を育んで来たという土地柄なのです。途中一部の心無い外部から来た見物人が福の種を投げ返すという不祥事が発生したにも関わらず、例年の通り氏子さんと神楽師が一体と成った最高の神楽奉納となりました。

111日 美星町畑の郷に鎮座の産土荒神社式年祭です。担当は藤井順介宮司さん、大当番は山賀太久夫さんです、ここは神楽太夫一人一人が別れて各産子さんのお宅で夕飯を頂く「別け賄い」の習慣がまだ残っている地区です。私は12年前の大当番で金尾道博さんのお宅にお世話になりました。金尾さんのご親族で興譲館の同級生山岡清広さん、葡萄浪漫館の西山忠範館長さん、近所で稲葉啓志さんなどの知人と会うことが出来ました、思わぬ奇遇でした。雨も心配でしたが朝9次30分打ち上げまで、スムースに神楽進行が出来ました。産子の皆さんありがとうございました。

12月8日 矢掛町浅海矢神の郷に鎮座坐す三宝荒神社式年祭が挙行されました、我社がこの荒神社に神楽奉納させてもらってもう18年になります。今回の大当番は妹尾光さん(あきらさん)福の種や御神花の時にアキラさんと読みきれず失礼致しました。神楽は予定通り、榊舞・白蓋神事・導き猿田彦・岩戸開き・国譲り・五行・大蛇退治・布舞い託宣と滞りなく進み、朝6時半に予定通り終了しました。6年先の式年祭の契約もして戴き、皆さんお互いにお元気でと言葉を交わして朝日を拝みながら現地をあとにしました。

12月15日 美星町は明治の郡中山の郷に鎮座坐す「産土中山荒神社」の式年祭です、山木由造宮司と一郎宮司が祭主です、大当番の岡田米蔵さんは12年前に続き再び大役をお引き受けになりました、19時当番清めの当番舞い20時宮上がり、神殿神事に続き「榊舞」「白蓋神事」「導き猿田彦の命の舞い」「岩戸開きの能」「国譲りの能」「五行祭」「八重垣の能」「綱舞い託宣」「石割神事」と滞りなく進行し、朝7時30分打ち上げとなりました。終了後大当番さん宅で奥様定子さんの愛情のこもった熱々のご飯と味噌汁を戴き「息をつくようなのうや」と口々、一晩中の疲れを吹き飛ばし帰路につきました。

 今回の中山荒神社式年祭を以て平成19年の神楽奉納を全てしかも滞りなく終了することが出来ました。これもひとえに氏子産子の皆様・祭りを司られた宮司の先生方、更には遠くからの民俗学研究の先生方、大勢の見物の方々、夜店で雰囲気つくりを提供してくれた三宅さん、数々の写真を提供してくれたマネージャー、その他多くの方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。今後も地区の方々の活性化に役立てる社中を築き上げるよう社中員一丸となって精進致す所存です、叱咤激励戴きますよう宜しくお願い申し上げます。

 来る平成20年閏戊子の歳も皆様にとって佳き歳でありますよう祈念申し上げ御礼と致します。









1月2日 倉敷市の人気スーパー「イオン」で初売りイベント神楽がありました。3回公演をしました。

1月4日 真庭市落合町栗原「森本泉さん宅」で結婚披露宴が挙行されました、森本さんは長崎県にお住まいですが故郷に戻ってのご次男の慶事でした。

”急ぐには 風の袴に 両の駒
          千里の道も 今ぞひとっ飛び!!”