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11年後の口腔内写真

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歯牙移植
私たちは患者さんのために持っている力を最大限に発揮し、確実に安全に治療を行っています。
例えば下のパノラマレントゲン写真は歯牙移植の例です。
初診当時23歳の患者さんは下の奥歯が根っこだけの状態でした。
缶コーヒーが大好きで毎日3〜4本は飲まれていました。
治療の第一歩としてアメ、ガム、ジュース類を控えていただき、歯ブラシを丁寧にご指導しました。
奥歯のない部分は取り外しの入れ歯か、歯牙移植しか選択肢がありませんでした。
現在ならインプラントも確実な方法として選択肢に入ると思いますが、当時のインプラントはまだ改良の余地がありました。
患者さんの若い年齢と真面目な性格から歯牙移植を選択しました。
上顎の8番(親知らず)をそれぞれ同側の奥歯に移植しました。
一番上が初診時のレントゲン写真、3枚目が11年後のレントゲン写真です。
奥歯は何不自由なく機能しています。
ただ、移植した歯牙はもともと根が短いので、これからも歯周病を予防していく努力が必要です。

初診時のレントゲン写真



上顎の左右8番をそれぞれ同側の6番の位置に移植


11年後のレントゲン写真