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同じお子さんの反対側。事情があってこちら側は抜かれなかったのですが、2年後には白く石灰化した8番が見られます。7番の頭は6番の首根っこに食い込んできています。

出ている奥歯は6番目の歯。その奥に白く石灰化した
7番目の歯が埋まっており、その奥にまだ石灰化していない
8番目の歯胚が黒い楕円形として見えています。この時期に抜歯すれば腫れも少なく、一番簡単に取ることができるのです。
右の写真は2年後のもの。8番が無くなったため後ろからの力が遮断されて、7番は6番の後に余裕をもって萌出することができるようになりました。

8番目の歯である「親知らず」は現代人にとっては必要のない歯です。
親知らずはいつ抜くのが一番良いのでしょうか?
抜く歯科医にとっても抜かれる患者さんにとっても一番楽なのは、
歯が石灰化する前の段階の歯胚(歯の赤ちゃん)の時期に抜くことです。
通常は小学校2,3年生の時期がその時期に当たります。

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埋伏智歯抜歯(非石灰化歯胚)